2010年04月29日

風景の見える音 〜京都・伏見の水琴窟

 ラジオ関西の番組「時間です!林編集長」で今日からスタートしたシリーズ“風景の見える音”。地元・兵庫を中心に、残しておきたい、風景のイマジネーションが膨らむ音を、祝日で私がニュースを読む放送日を中心にお届けしようという不定期モノの企画です。

 取材のリポートとディレクターを兼ねる、いわゆる“リポD”(←ファイト〜一発!ではありません。)のお仕事。意外かも知れませんが、このキャリアにして初挑戦です。もちろん、音の編集やスクリプトも…。試行錯誤ですね。でも、これまでに担当した仕事での人のつながりや、ご一緒させていただいたディレクターさんの仕事ぶりを間近に見てきたことが活きているなぁと実感することのできた、実りあるお仕事でした。“発見”って、やっぱり楽しいですね。


 さて、記念すべき1回目。今日の番組では水琴窟の音をご紹介しました。


 お庭などで、排水するところの地面の下に陶器でできた甕を埋め、そこへ水を流し込むことによって、甕の中に溜まった水がはねて中で音が反響する…という仕組みの水琴窟。陶器の甕ですから、高い音が鳴るんですね。

 水・お琴の琴・洞窟の窟という字を書いて“水琴窟”。今、結構あちらこちらにあるようです。

 発祥は江戸時代の中期と言われていて、探せば公園の中にあったりお店の中にあったりするんですが、比較的歴史の浅いものが多いんです。そこで、せっかくなら古くからあって、美しい音を今も出し続けているものを…と思って探したのが、京都のとあるお宅の庭にある水琴窟だったわけです。

 といっても、そこは一般の方でも見せていただけるという、知る人ぞ知るお庭。京都市の伏見区は伏見稲荷大社のそばにある個人のお家の庭で、苔が涼しいお庭と書いて「苔涼庭」(たいりょうてい)という名前がついています。


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 ここ、もともとはご主人のひいお爺さんが隠居屋敷として造ったもので、明治の末期から大正初期にお庭が整備されたんですが、七代目の小川治兵衛(じへい)さんという、有名な庭師の方が手がけられました。この方は、京都の平安神宮や、山県有朋さんの別荘など、この時期の有名な日本庭園を手がけられた第一人者で、苔涼庭も京都市の登録文化財に指定されているんです。

 庭の真ん中、築山の間に保津川をイメージした切り込みがあったり、石灯籠が好きな先代は庭に12基も置いています。治兵衛さんは「多すぎる」と言ったそうなんですが、大好きな灯籠をどうしても置きたいといってコーディネートしてもらったという、至福のお庭ですね。

 造園から100年くらい経ち、灯籠には適当に苔がついて周りの緑とマッチし、苔が涼しい庭「たいりょうてい」という名前にふさわしい風情をみせています。

 この「たいりょうてい」という名前。
お庭を作った先代のお仕事が京都の魚問屋さんということで、魚を送ってくれている網元さんの大漁を祈願して「たいりょうてい」と。それに苔・涼しいという字を当てたんですね。名前の由来なんかも粋で、気持ちの豊かさを感じます。

 このお庭には2つの水琴窟があり、いずれも整備された明治末期から大正時代のはじめごろに作られたとみられ、ほぼ1世紀の歴史があるんですが、それが水琴窟だと判ったのは、ずいぶん最近になってからなんだそうです。

 100年近く経った今でもきれいな音を鳴らし続けているというのはすごいです。日頃、ご主人が庭のお手入れをマメにされていて、それが知らず知らずのうちにいいメンテナンスになっていたということなんでしょう。

 2つの水琴窟は同じ年代に作られたものですが、音の雰囲気が微妙に違います。例えば、埋めてある甕が同じでも、中に溜まっている水の量によって音が変わったりもしますし、面白いもんですよね。

 では、そのうち一つの音をお聴き下さい☆ →♪水琴窟(京都・苔涼庭) (mp3です。携帯サイトをご覧の方は、容量が大きいのでお避けになるのが賢明です。)

 一般に公開されていますので、どなたでもお越しいただけるそうなんですが、あくまで個人のおうちですから、こじんまりとした人数でそっとお越しになるのをお勧めします。
 水曜日と木曜日がお休みで、それ以外は朝9時半から夕方5時半まで。お越しになる前にお電話で連絡を下さい…とのことでした。拝観料は大人が500円、電話番号は075−641−1346です。


 次回は最初に取材した「山は招くよ」の放送です。5月3日・月曜(祝日)の夕方をどうぞお楽しみに。
posted by holyyell at 23:23| Comment(1) | 音好き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月28日

イモと塩とごま油の素敵な融合

 久しぶりの“食べログ”になります。
南港菓子博が終了してからというもの、コンビニでお菓子コーナーをまわっても、新製品に心ときめくことはなかなかありませんでしたが、久しぶりに目を惹かれたモノを発見したので、即お買い上げ。


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 カルビーのポテトチップスなんですが、パッケージにはおなじみ「かどやのごま油」の写真がプリントされています。ポテチとごま油のコラボレーションというこの商品、開封すると、まず芳ばしいごま油の匂いがあたりに広がり、食欲を刺激しますねー。そして、実際に食べると、素朴な味わいの中にごま油の豊かな風味がバッチリ効いていて、ナイスです☆ まわりの方にも好評で、あっという間に完食。今一番オススメの逸品です。期間限定らしいのでお早めにどうぞ。私はファミリーマートでゲットしました。
posted by holyyell at 23:35| Comment(2) | モノ食う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月26日

私たちの不幸

支持率22%


この国の不幸は、


信念の感じられない者と

曲がった信念に支配された者が権力を握り、

国民を混乱に陥れているところにある。



もっとも…

それを選んだのは、他ならぬ国民自身だということを受け止めねばならない。

先の選挙で政権与党に投票しなかった私も含めて、だ。

posted by holyyell at 18:26| Comment(0) | 物思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月24日

仕事のロケーション

 先日のブログに「京セラドームの堀江さんのいらっしゃる放送室って、どこにあるのですか??」とコメントして下さったバファさん。私の周りにもそんな人が結構います。「どこで仕事してんのん?」と。

 過去のブログでも「最高のロケーションで仕事をしている」という旨の発言をしているので、察しのついている方もいらっしゃるかと思いますが、影の声に興味を持って下さるマニアックな方のために居場所をバラしますと、京セラドーム大阪ではグラウンドレベルです。ホームベース後方、やや3塁寄り。窓にまあるい穴の開いた小部屋がありますが、そこがアナウンスブースです。

 中からの眺めはご覧の通り。↓ ピッチャーの球筋が良く見えます☆


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 これ、いいでしょう! と言いたいんですが、負けてる時も変に臨場感ありますからねぇ。ピッチャーが打たれだしたら、中では「ヘイヘーイ!」なんていう雰囲気で一緒に“戦って”おります。
 ちなみに、スタンドから見える(ネット裏の席の方は見られませんが…)まあるい開口部は、球審が交代などを告げる際のコミュニケーションを取るための穴です。これがないと、外の声が聞こえません。←あっても聞き取りにくい審判の方もおられますが…。

 こんなことろで良いでしょうか? 明日も頑張ります!
posted by holyyell at 01:28| Comment(4) | お仕事がらみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月16日

お庭は招くよ

 みやびじょんの収録が終わった後、京都市内某所にて。


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 個人の家のお庭にオジャマしております。立派なお庭でしょ。
…これも、例のプロジェクト(ラジオ関西「時間です!林編集長」の企画)の一環です。

 先日の“山は招くよ”でご紹介したものと併せて、詳細は確定次第お伝え致します♪
posted by holyyell at 15:30| Comment(3) | お仕事がらみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月15日

亀梨和也さんご来訪

 今日、ドームへお越しの方は、貴重なシーンに出会えましたね。
 日本テレビ系列で日曜の夜に放送されている「Going! Sports & News」でベースボールスペシャルサポーターを務める、KAT−TUNの亀梨和也さんがバファローズの取材の一環で、ドームの試合にもお越しになったのです。

 そこで我々としては、せっかくの機会なので…と、亀梨さんにバファローズのスタメン紹介をしていただこうとご提案し、実現しました。


 事前に何の告知もしていないサプライズだったので、いつものような進行のさなかに、突然、アナブースにいる亀梨さんのワンショットがビジョンに映し出されると、スタンドからは驚きの黄色い声が飛んできました。喜んでいただけたでしょうか?


 今回ご一緒させていただき、とても気持ちのいい青年だったことをお伝えします。

 アナブースに入ってこられ、スタメン紹介の打ち合わせをしたあと、いろんな表情の声をイメージしながら、“役づくり”されていましたが、普段にはない経験なのに、雰囲気をちゃんと作ってその場を成立させるあたり、さすがですよね。


 今回の取材、アナブースがメーンではなく、いろんなところに顔を出しておられるようです。今日の模様はそのうちオンエアーされるようなので、お楽しみに☆

posted by holyyell at 21:51| Comment(3) | 日頃の行い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月14日

連敗脱出☆

 負けなかった。

 今日の試合は、ズバリ、これですね。ホームで負けが込むと、正直、へこみます。初戦も、もつれにもつれた末の敗戦でしたから、気力・体力とも枯れました。そういう時には、病気の素も巧く擦り寄ってくるもので、今日はノドに違和感を抱えながらの登板でした。勝ったのが何よりのクスリです。


 それにしても、この方はいつもゲンキ☆


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 そう、今年から大阪に居ついたマスコット「ゴーヤ」。(写真左)

 ハーレーに乗って颯爽と登場したかと思えば、ベタベタの大阪弁でお調子ものキャラを如何なく発揮する、掟破りの“しゃべるキャラクター”。こちらは暴走を止める役回りにございます。

 「放送室の堀江さん〜」の呼びかけで始まるゴーヤとの絡み、ジツは、オール“行き当たりばったり”。進行表にも…


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 ほら、何にも書かれていないでしょ。
綿密な打ち合わせもなければ台本もなし。毎日ぶっつけ本番。裏方さんや局の関係者の方は「ライブ感ありありですね〜。」とおっしゃるんですが、まさにその通り。もちろん、試合中も…。

 明日の試合は何を言い出すか、どんなパフォーマンスを披露するか、楽しみにしながら通いたいと思います。関西ノリの色濃い空間、皆さんもどうぞご贔屓に☆
posted by holyyell at 23:58| Comment(5) | お仕事がらみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月10日

春の都で

 花より団子、の休日でした。
のんびりとプライベートを満喫できるお休みがやってきたので、家族で京都へおでかけ。

 この時期は人も車も多いだろうと、市内中心部へ入る前に車を置き、電車で移動しました。いわゆるパーク&ライドというやつです。2歳半のチビは電車が大好きなのになかなか乗せてやれなかったので、ちょうどいいプレゼントにもなりました。

 市内中心部は人・人・人…。
そんな中、番組でもご紹介した建仁寺さんの塔中・両足院で行われている「京の茶歌舞伎とかいらしもん展」にオジャマしました。

 茶歌舞伎とは、乱暴に言うと「お茶の銘柄当てクイズ」のようなもので、発祥は江戸時代。茶の銘柄に、花・鳥・風・月・客の名前をつけて、順不同に入れたお茶を飲み、その銘柄を当てる競技、遊びをいいます。一般的に「闘茶会」などとも言われます。

 ただ、これはじっくり体験するとお時間を少々要します。2歳半のチビはまだじっとしていられないので、ヨメがお茶を一服いただいている間、私とチビは普段は公開されていない両足院さんのお庭を散策しながらひと時を過ごしました。落ち着いた空間っていいもんですね。

 帰りに、花見小路のそばにあるギャラリー&カフェ「OKU」さんで休憩。ベビーカーでぐっすりおねんねしているチビを横目にスイーツをいただきました。


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 私のオーダーは「桜クリームみつ豆」。
桜をイメージした飴細工がアクセントになっています。ややモッチリ感のある寒天は、ノーマルなものといちご味の2種類。豆は、赤えんどうだけでなく、黒豆や金時豆など、数種類の豆がお皿を彩っています。アイスクリームは美山の卵を使ったバニラ味。コクがあるのにスッキリしていて好感が持てます。桜のシロップをかけて、春の気分が高揚する季節限定スイーツ。笹茶などのドリンクとセットになって1450円なり。おいしかったー☆

 そして何より、お店で出された“お冷や”がおいしかったのです。京都市内の北の果て、左京区花背のお水だそうで、私は久々に“お冷やのおかわり”をしました。


 追記ですが、帰りに初めて第2京阪を利用しました。この道は、かつてラジオ大阪で担当していた番組のコーナー「あの道・この道・この話題」で、計画から工事の進み具合、沿道の住民の方を招いた植樹イベントなどを取材し、15年近く前からご紹介してきた思い入れの深い道です。先月にようやく全線が開通し、道路としての機能が完成したので走ってきましたが、早いの何の…。京都の巨椋池から門真まで20分ほどでした。完成するまでの、枚方東で降りて国道1号線を経由するルートだと、まだ1号線にもたどり着いていないであろう時間に、もう大阪市内にいるのが不思議な感じです。この道路は間違いなく、京都と大阪の間の車の流れを大きく変えるでしょう。
posted by holyyell at 23:45| Comment(2) | モノ食う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月06日

山は招くよ

 この春は、放送以外のジャンルとして毎週教壇に立つという仕事も加わり、バリエーションが増えましたが、お仕事はすべてインドア。ここのところの流れでそうなっているのですが、これでは煮詰まってしまいます。いろんな人に出会い、モノを見て感動し、それを伝えるのが私たちの仕事ですから、放電だけでは枯れてしまいます。そこで、ニュース読みを担当している番組の編集長(→ラジオ関西・林真一郎アナウンサー。「時間です!林編集長」 月〜金 16:30-17:30のメーンパーソナリティ)に許可をもらい、今日はフィールドワークに出ています。


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 さて、ここはどこでしょう?

 …残雪が白く輝く山。

 まさしく“北”の風景ですよね。

 とある企画が水面下でスタートしています。
派手なものではありませんが、ムダを省くデジタル的な時流にあえて逆行し、少しほっこりできるようなアナログな時間をお耳に届けられればと思っています。

 このロケの放送日は、確定次第ご案内致します。お楽しみに。
posted by holyyell at 23:45| Comment(0) | お仕事がらみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月03日

思いやり

 仕事の資料を2〜3枚コピーしようと、仕事へ向かう途中にコンビニへ寄ったら、おばさんがコピー機を占有していた。渦高く積み上げられたコピー済みの紙は「家でコピー機を買った方が安くつくんではないですか?」と思わせるほどで、「まだかかりそうですか?」とやんわり訊くと、「そうやねえ。」と、そっけない返事が帰ってきた。

 仕方がないので、近くにある別のコンビニへ駆け込むと、今度はおじさんが大量コピー中。「まだかかりそうですか?」との問いに、「そうみたいやねぇ。」って、他人事のような返事。


 私は多いめのコピーをする時には(それでも100枚を超えるような枚数はしないが…)、少数コピーの人が来たら先に済ませてもらい、続きをすることを心がけている。それがマナーだと思っているのだが、立て続けにこういうのに出くわすと、世の中のマナーってどうなってるの? と疑いたくなる。



 今、電車で移動中だが、杖をついたお年寄りが目の前に立っても、おねーちゃんは何食わぬ顔で高らかに音楽を聴きながら座っている。見かねて、横に座っていたおばあさんが席を立ったが、何かおかしくないか?


 人情のまち、大阪…なんて言われているこの街に、私は長年住んでいるけれど、名ばかりよね〜って思うことがいっぱいで、がっかりさせられ通しだ。

posted by holyyell at 11:04| Comment(7) | 日頃の行い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月01日

2010年・春改編

 春からのお仕事についてお知らせ致します。

 先日の“南港菓子博・閉幕”でお判りの通り、FM COCOLOで担当していましたニュース勤務は、先月いっぱいで終了しました。これは、局自体の体制がガラっと変わり、単なる“改編”で留まらないことに伴うものです。(← FM COCOLOのニュースは、FM802のスタジオから放送されています。)

 これにより、私は新たに神戸・六甲アイランドにある専門学校で教壇に立つ…というお仕事に就くことになりました。あと、ラジオ関西のニュース勤務の担当曜日が月曜と木曜に変わりますが、そのほかのお仕事に変更はございません。春以降もどうぞよろしくお願い申し上げます。



 それにしても、FM COCOLOの選曲が…。
FM局って、聴き手に刺激を与え、音楽への興味を掻き立てるところに存在価値があると思うし、これまでのCOCOLOは、少なくとも私には聴くに堪えうる(興味深く聴いていた)オンリーワンのFM局だったのに、新体制になって試しに聴いてみたら、「あ〜あ。」でした。手垢の付いた曲のオンパレード、残念だなぁ。
posted by holyyell at 09:00| Comment(5) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする