2011年01月30日

新旧交代

 最近、使い始めて5年半を超えた携帯電話が、突然、意識不明(バッテリー性能の低下によるものか、電源が落ちてしまう)になったり、10年選手となったウールのジャケットからは、前身ごろのボタンがぶっ飛んだり…と、物持ち良すぎる堀江ならではのエピソードに囲まれる日々を送っております。

 そんな中、こちらも長い間「替えたいなぁ」と思いつつ、なかなかキッカケがなくて替えられなかったものを、ようやく交代させました。

 それが、こちら…。


110130-1

 「新・まちがいやすい放送のことば」
大阪の毎日放送が、放送の中で使われることばを大切に…と、社内に用語連絡会議を設け、職員が使うのを目的に編纂したものです。初版が発行されたのは1977年。写真左側のものは「新」とつけられた2巻目のもので、1984年の発行です。当時、中学生だった私は“ラジオ漬け”の日々を送っていて、この本の存在を知り、毎日放送さんからお分けいただいたのでした。別に、放送業界を目指していたわけではありません。単に興味があったというのが理由です。

 それが、高校で放送部へ入り、卒業とともにこの世界へ足を踏み入れた私のそばで、今日まで27年にもわたり「バイブル」として機能しようとは…。神の思し召しだったのかも知れませんね。

 そんなわけで、放送に携わる上での規範としてこの書を愛用していたのですが、何せ、言葉は移ろいやすいもの。時代に即したものを手元に置きたいと思いつつ、おととしに最新の改訂がなされたという話を聞いていましたが、あれよあれよという間に時間だけがいたずらに過ぎてゆき、今日に至った次第です。

 しかしながら、ラジオ報道の現場では「内勤デスク(アナ兼務)」という立場で、原稿のチェックや放送も担当しているわけですから、締めるところは締めないと…。

 そこで、毎日放送さんへ連絡を取り、送っていただいたのが写真右側の冊子です。

 伝統的に継がれている表現や新たに入った言葉を織り交ぜ、直感的に使いやすく洗練されたつくりになっていました。
 新旧交代というタイトルはつけましたが、これからは新しいものを使いつつ、以前のものも紐解きながら、おしゃべりに携わっていきたいと思います。
posted by holyyell at 01:10| Comment(3) | ニコりん坊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月24日

いってらっしゃい。ネッピー、リプシー

 日本プロ野球界における球団マスコットの草分け的存在として、阪急ブレーブスのブレービーに続いて登場した、オリックス球団の「ネッピー」。海の神・ポセイドンの子として誕生したのが1991年1月27日ということですから、もうすぐ20歳。生まれたまんまの姿でお披露目された時から、表情も体格もすっかり大人になりましたね。

 そして、航海していた最中に嵐に遭ったところをネッピーに助けられ、ネッピーとともにチームを盛り上げてくれた、海賊の娘「リプシー」。

 港町・神戸の球団を応援するにふさわしい、“海”にまつわるキャラクターの二人が、昨日をもって、新たな旅立ちをしました。


 会場となった西神中央駅前の「プレンティ」には、800人ものファンの方がお越しになり、その門出を見届けて下さいました。遠方から新幹線に乗って来られた方もいらっしゃったようです。ご来場ありがとうございました。たくさんの方に囲まれて賑やかに送り出してもらい、二人はとても幸せだったと思います。


 ネッピー・リプシーと仕事をともにして、まだ6年しか経っていませんが、ずっと前から親友だったような、そんなウェルカムな空気を常に放っていた、マスコットの中のマスコットだったように感じます。

 バック転もできません。駿足でもありません。他球団とのマスコット対決でも相手の引き立て役になってしまうネッピーとリプシー。
 しかし、どこのイベントでも、打ち合わせなく突然繰り出すアドリブにしっかり乗ってくれ、解りやすいジェスチャーで返してくれる二人はとても愛らしく、ステージでは本当に楽しくお仕事させてもらいました。

 みんなの中に「楽しい時間の記憶」をたくさん残してくれたといってもいいでしょう。

 そう考えると、お別れは残念なことですが、思いを抱いていることで、ネッピーやリプシーは、いつも傍にいてくれるような気がします。

 海に帰り、また新たなストーリーを描いていく二人を応援したいと思います。





 ところで、個人的にはショッピングモールでのイベントは久々でしたが、こういうシチュエーションに立つと、いつも思い出す人がいます。

 スーパーの店頭で行われる“キャラクターショー”のイベントに、駆け出しの頃の私を使って下さった恩人、山ノ内秀之さん。

 アクションクラブのボスだった山ノ内さんは、他界されて5年になりましたが、私はこういう場でのステージに立つとき、いつもあの頃のことを思い出します。「ステージでは、繊細かつ大胆に。」「自分が楽しめないステージはお客さんも楽しめない。」「物事を完璧にこなすことよりも大切なのが、安全。」「誰に向けて話をしているのかの意識」…こうした教訓は、数々の現場を経験させてもらう中で体に染み付きました。理屈ではなく、本能の部分に。

 局アナの経験がまったくない私が、一からフリーの立場でこんなに永いあいだ仕事が切れることもなく続けてこられたのは、そうした恩人たちに基礎を作っていただいたおかげだと強く思っています。

 キャラクターショーの司会、ナレーションの録音、ラジオ番組のパーソナリティ、スポーツ中継のリポート・実況、ニュースの編集とアナウンス…。

 これら様々な仕事の経験が、すべて今のスタジアムアナウンサーのお仕事でのいろんなパーツとして生かされています。


 そして、昨日も…。


 いろんな方の思いやご恩を感じつつ、これからも、皆さんと“楽しいひととき”を共有し続けたいと思ったステージでした。
posted by holyyell at 02:47| Comment(5) | お仕事がらみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月14日

久々の映画鑑賞

 みやびじょんの収録が終わったあと、久々に映画を観ました。なかなか叶わなかったので嬉しかったなぁ〜☆


 作品は「武士の家計簿」 ←誠に遅まきながら…ですが。
江戸末期の混乱時に、刀ではなく、算盤で一家を守った武士の物語です。
 淡々とした展開の中に、“分”を大切にする生き方と、一念の素晴らしさが感じられました。

 堺雅人さん、仲間由紀恵さんの好演で、ほの暖かい温もりを釀し出していたのも良かったと思います。

 (私は基本的に人が簡単に死んでしまう映画はキライなので、視る作品が限られるのです)

 作品は、みやびじょんのスタジオの隣にある、松竹京都撮影所の製作。劇中に出てきた算盤は、以前取材した兵庫・小野の播州そろばんの職人さんたちによって丁寧に再現されたもので、エンドロールにもお名前がクレジットされていました。

 誠に親近感の高い作品でした☆
posted by holyyell at 18:59| Comment(2) | 日頃の行い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月11日

風景の見える音 〜西宮神社の開門神事「福男選び」

 ラジオ関西が平日の夕方に放送している「時間です!林編集長」のホリデイ企画“風景の見える音”。今日は早起き(未明に起床)して、十日えびすの開門神事を取材しに行きました。

 全国にあるえべっさんの総本社として親しまれている、兵庫県西宮市の西宮神社では、けさ、毎年恒例の開門神事「福男選び」が行われました。
 気温は、手元の温度計で2度から3度。時折、北からの風も吹き荒れて、厳しい寒さに包まれる中、神社では今日の十日えびすに向けて、夜中のうちにさまざまな神事が執り行われていました。

 まず、宵えびすの余韻が残る午前0時に一旦、すべての門が閉じられます。これは、神職たちが身を清め、静寂の時を過ごして支度を整える神聖な忌篭(いごもり)の神事を行うためで、(→えびす様が、誕生日とされる1月10日の未明に町へお出ましになっている間、人々は建物の中に篭って気持ち新たに新年を迎えるための儀式) 鎌倉時代の記録にも残っている、由緒あるものなんです。報道陣も一旦外へ出て、中で行われている神事が済むのを静かに待ちます。午前4時からは、厳かに「十日えびす大祭」が執り行われ、神職が境内の末社におまいりします。それが終わってから、我々(報道陣)はお清めをしていただき、再び中へ入ることが許されます。厳格でしょ。


110110-1

 午前5時まえの「表大門(赤門)」前。くじに当選した108人が、第1陣の出発位置に集まり始めています。


110110-2

 中から見た門。表のにぎわいとは裏腹に、静寂が支配しています。


 そしていよいよ午前6時、その時を迎えます。
身を切るような寒さの中、太鼓の音を合図に表大門(おもてだいもん)が開かれると、門前に並んだ第1陣の108人がまずスタートしました。


110110-3

 ↓


110110-4


 では、その瞬間の音をお聴きいただきましょう。→♪ 開門神事(mp3です。携帯サイトをご覧の方は、容量が大きいのでお避けになるのが賢明です。)


 そのうしろから次々に参加者が境内へ入っていき、白い息を弾ませながら230mの参道を駆けぬけ、3つの福が用意されている本殿に向かいます。
今年はあわせて3000人ほどが参加した中、見事、本殿に一番乗りした“一番福”は、高砂市の竹本陵平さん・26歳でした。
 上位3人までの人には「えびす様の像」や「米俵」、それに「お酒」などが贈られ、神社の関係者や、一緒に福を目指したライバルたちから祝福を受けました。


 今年も、全国ネットのTV番組では十数台のカメラを使って実況中継されるような取り上げられ方をしましたので、“変わったお祭り”のようにイメージされている方もいらっしゃるかと思いますが、商売繁盛の神様を祀る西宮神社にとって、この「十日えびす」の福男選びは、とても重要な“神事”なんです。

 神社の人の話によると、そもそもは“忌篭り”の部分が中核をなしていたのが、江戸〜明治時代になって、そのあとの“お参り”をする際、漁師さんや商売人の人たちが「1番にえべっさんにお参りを…」という気持ちからこのスタイルができあがり、“開門”がクローズアップされるようになったのだそうです。そして、本来の姿とはいえない“走り詣で”が定着し、マスコミの報道で加熱してしまった…というのが現状のようです。

 マスコミ人の端くれとして、誤解を与えないためにも、放送の中ではちゃんとその点をご説明させていただきました。

 神社の方はおっしゃいます。
「福男は、自分が福を授かるだけでなく、多くの人に福を広めるという役目を担っているのです。」と。
 …深いですよね。



 ところで、この福男選びは神社が行ってはいるんですが、場内で転ぶ人がいないかどうかの目配せや、肝心要の「門を開ける行為」は、この神事に思い入れの深い有志の人たちが支えているんです。ご存知でしょうか?
 メンバーの中には、かつて福男に2度選ばれるも、12年前(1999年)の福男選びでは本殿の前で転んでしまい、1番福を受けられなかった男性がいるんです。平尾さんというその男性は、その年の年末にオートバイで転び、松葉杖が手放せなくなりました。でも、入院中に見舞った友人の「えべっさんが、命を守ってくれたんじゃないか」という言葉がきっかけで、それ以降、開門神事で献身的に活動されています。そして、仲間の方とのそうした活動が神社に認められ、「開門神事講社」という後援団体ができました。平尾さんはその初代の講長です。

 今年もつつがなく終わった神事。その余韻覚めやらぬところでお話を伺うと、平尾さんは感極まった感じになりつつも、「ご縁で関わらせてもらっているので、皆さんが福をつかむお手伝いを、これからも頑張りたいと思います。」とおっしゃいました。
 ご自身が愛してやまないこの神事を大切にしたいんだ…という気持ちが伝わってきましたし、何より、ご神職の方が仰っていた“福男のお役目”、そのスピリッツを見事に形にされているんですよね。

 みなさんも、報道される「開門神事」を見ながら、携わっている人たちの熱い思いもぜひ感じ取ってもらえればと思います。

 私も早起きして、人々のそうした気持ちに触れることができ、胸がいっぱいになりました。
posted by holyyell at 00:22| Comment(2) | 音好き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月08日

新ブランド発表会

 身の引き締まるイベント司会でした。
…いつも緊張はしているんですけれどね、今日は特に、ということです。

 何せ、球団の新しいコンセプトを形にしたマークやユニフォームなどをお披露目する大切な役割を担っているわけですから、失敗は許されません。

 大阪・ほたるまちで行われた「オリックス・バファローズ 新ブランド発表会」は、1000人のファンの方をお迎えして盛大に行われました。応募は5倍以上の数だったそうで、関心の高さが伺えます。しかも、街の片隅でなく、球場でもなく、小屋(イベント会場)を貸切ってやるという気合の入れようです。ホールの中にも程よい緊張感が漂っていました。

 その緊張をうまく解してくれたのが、新しいユニフォームに身を包んで登場してくれた選手であり、新マスコットキャラクターを紹介してくれた“八カセ”なる謎のキャラクターでした。

 新ユニフォームのお披露目では、3種類あるユニフォームを3人の選手が身にまとい、ホームのユニを着た金子投手はスマートにキメ、ビジターのユニを着たT−岡田選手はバットを構えながら風格を漂わせ、サードユニを着た坂口選手は茶目っ気たっぷりにアクションを見せて会場を沸かせました。

 また、八カセさんは、一見、ゴーヤさんがコスプレしているようにも見えますが、本人曰く「別モノ」だそうです。“天使のダミ声”や、突拍子なく何かを仕掛けてくるところもゴーヤさん譲りなんですが。ステージからの帰り際に「チームおとん、やりましょう」ってコンビ結成を持ち掛けられたりねぇ。…ということは、ゴーヤさんどうなるのかなぁ?


 共演の皆さんにも助けられ、1時間ほどのイベントはほどなく終了しました。凍てつく寒さの中、早朝から並んで待ってくれていた方も、遠路はるばるお越しいただいた方も、本当にありがとうございました。大勢の皆さんに見守られて新たな節目を刻めたこと、心より嬉しく思っております。

 球団のマーク、旗、カラー、ユニフォーム、マスコットが一新された今シーズン、ぜひ、その目で新生オリックス・バファローズの戦いぶりを球場でご覧になって下さい。


 …今日は、司会でカメラどころではなかったため、写真はありません。ごめんなさい。新しいデザインなどはバファローズの特設サイトをご覧下さい☆

 → http://orix.buffaloes.co.jp/special/
posted by holyyell at 23:55| Comment(9) | お仕事がらみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月05日

今年もやはり…

 お菓子の人です。(笑)
あけましておめでとうございます。今年も懲りずにお付き合い下さいませ。

 新年最初の投稿は、初詣に京都へ行った道中でみつけたお菓子あれこれです。
まずはこちら!


110105-1

 ええ、そうなんです。光っているんです!
でも、電化製品じゃ、ないんです。お菓子です。ついていたタグには「ライトアップキャンディ」と記されておりました。どうやら、ハロウィンのシーズンに売られていた、その残りのようですが、コンビニで見つけて気づけばレジが“ピッ!”って言ってました。←まさしく衝動買い。

 柄の部分の先端がスイッチになっていて、押し込むとライトが光り、透明感あるオレンジ味のキャンディがキラキラと光ります。チビに手渡したら大喜びで舐めていました。…ちなみに、食べ終わったらただのライトになってしまいます。再利用のためのアタッチメント(アメ)は存在しないようで、まさに“その場限り!!”


 京都では、初詣の客を相手にさまざまな屋台が出ていて、あちこちから放たれるその匂いにフラフラ引き寄せられましたが、「裏路地では人の胸倉を掴んでいる」ような雰囲気の漂う強面の兄ちゃんが、一心不乱に焼いていたのは“ベビーカステラ”…だったりして、そのアンバランスさに、思わず財布のヒモが緩んでしまいました☆


 祇園・八坂神社でお参りをしたあと、四条通に面した飴屋さん「祇園小石」の茶房でひと息。ここでは、上品な甘味が楽しめるのですが、私は「あめやさんのキャラメルあんみつ」を注文。


110105-2

 クリームとキャラメルがうまく絡み合い、寒天や白玉との相性もバッチリで、年始早々、幸せな気分に浸りました〜。お値段、950円なり。
posted by holyyell at 03:30| Comment(2) | 菓子博 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする