2012年04月30日

The Long and Winding Road

 ザ・ビートルズの名曲の話ではありません。私の “曲がりくねった” 道のりの話です。

 本日、デビュー23年となりました。
この春大学を卒業した人と同じ1989年 “生まれ”。ですから、今教えている専門学校生たちが生まれる前から仕事をしていることになるんですね。もう、そんな歳になったのかと、感慨深い思いをしたのと、少しは人さまに語れるだけの経験は積んできたかな…と感じている今日この頃です。


 デビューはイベントのMC。そこからしばらくはキャラクターショーの司会がメーン。人前でしゃべる経験を積むために、繁華街にある大型のカメラ屋さんの店頭でフィルムを売るキャンペーンのお仕事もしました。ぬいぐるみのショーで声をあてたり、目をかけて下さったディレクターさんに録音の仕事をいただきながら、声を “残す” 仕事のスキルを積み、ラジオのリポーター、高校野球のアルプスリポーターや実況でその場の空気を伝える難しさと奥深さをカラダで覚え、音楽番組や情報番組のパーソナリティ、ケーブルテレビのキャスターではリスナーさんや視聴者の方との距離感やキャッチボールの大切さを学び、ニュースを扱う仕事では文章を解りやすく伝えることに心を砕き、ドラマのナビゲーション番組のナレーションで “遊び” の楽しさを覚え、TVショッピングへの出演で商品の見せ方や伝え方を考えさせられ、京都サンガのスタジアムアナウンスで多くの人と感動を分かち合う仕事の素晴らしさに触れ、ゲームの音声を担当することで、“声を保つ” という、クオリティへの意識が高まり、今に至ります。 ←句読点ばっかり。(^^;) でも、終止符で切れることなく、これまでお仕事が続けられた…ということなんですね。本当に幸せ者だと思います。

 そして、これまで歩んできた私の仕事のエッセンスは、オリックス・バファローズで担当しているスタジアムアナウンサーの仕事にすべて凝縮されているといっても過言ではありません。球場で私の声を聴いて下さったことのある方なら、ご理解いただけると思います。


 先日、ゲストに呼んで下さったラジオ関西 「ラジメニ玉手箱R」というネット配信の番組で、パーソナリティの岩崎和夫さんや南かおりさんにこれまでの道のりをお話ししたり、教えている専門学校で折に触れて学生に話していることを思い出しながら、ふと、そんなことを思った節目。



 とはいえ、
まだまだ私の前には、壮大な道を拓いてこられた経験豊かな先人たちがご活躍されています。そんな方々の技をしっかり “盗み”、自分のものに昇華させて、さらなる進化を…と考えております。

 明日から始まる24年(目)は、干支でいうと “ふた周り” 。ふた周りといえば、野球では試合の中盤に差し掛かる頃です。そう、人生はまだまだ先に続くのです。皆さま、よろしくお付き合い下さいませ。

posted by holyyell at 23:25| Comment(0) | 物思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月29日

野球好き…だからこその。

 今日の試合は 「J−SPORTS 野球好きスペシャル」 として開催されました。“野球好き” を標榜しているJ−SPORTSの視聴者から選ばれたキッズたちが、始球式や花束贈呈、各ポジションでの選手のお出迎えやアナウンス体験などを通じて、プロ野球の現場を間近に感じてもらう企画が行われました。

 もちろん、大型連休中ということもあって、ファミリー層のお客さまにも多くご来場いただきました。こちらも演出の中で幅広い層の人に楽しんでいただけるような曲を選んだり、親しみやすい出し物をイニング間に行ったりして、楽しい時間を過ごしてもらおうと取り組みました。

 そんなお客さまの中に、私のとってもお世話になった方もいらしてました。長きにわたって放送局のスポーツ部門でプロ野球の中継などに携わっていたプロデューサー。ご自身も野球をされていたので、野球を見る目は玄人はだしです。

 試合が終わったあとに久しぶりの再会をし、いろいろとお話を聞かせていただきましたが、その中で、私自身も心に留めておかねばならないな…と思えるような金言をいくつかいただいたので、ここに載せておきます。備忘録という意味でも。


 氏、曰く。
確かに、バファローズは負けて残念な試合だったけれど、それ以前に残念なのは、最後まで観たいと思わせるような期待が持てなかったということ。お客は “プロ” 野球の試合を、お金を払って観に来ているのだということを忘れてはならない。

 攻守や投手の交代に時間がかかりすぎ、いたずらに時間を消費している。子どもたちも多く観に来ているのに、あれだけ試合が長くなると、退屈して客席の後ろで遊んでいる子がいっぱいいた。

 場内の音も、大きければ迫力がある…というのは違う。あれだけダレた流れの中では、せっかくのいい音も、ノイズに聞こえかねない。客の感情というのは、そういうものだ。

 結論として、今日の試合を初めて観に来た人が、「また来たい」 と思えるかどうか…。そこを考えないと。


 厳しいご意見でしたが、野球好きの一ファンとしての思いを包み隠さずお話いただけてよかったです。


 確かにそうですよね。

「お客さまを失望させてはいけない。」

 私たち演出チームも、お客さまに喜んでいただこう、楽しんでもらおうと、日々、さまざまな出し物を繰り出し、オペレートしています。しかし、単調になっていないか、それはお客さまにとってどうなのか…と、その場の空気により敏感になり、お客さま目線で遂行していかねばならないところも多分にあるよなぁと思い返すキッカケを与えて下さいました。

 人間、歳を重ねていくと、ご指摘をいただく機会がだんだん減ります。私にとってはありがたい言葉の数々でした。明日からまた頑張ります。

posted by holyyell at 23:55| Comment(0) | 物思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする