2014年07月04日

ことの本質

地方議会をめぐる話題が、最近のマスコミ (特に、TVのワイドショーや週刊誌) を賑わしています。


東京都議会の 「セクハラやじ」。

発言そのものは大変軽率で許し難く、鈴木議員の身の処し方や議会の対応も問題だらけですが、セクハラの言葉を向けられた塩村議員をめぐる過去まで暴き出して報じ、場外乱闘のような様相になっています。←マスコミが隣りの “エサ” を求めて、本題から逸れていくというのはいつものことですが…。


兵庫県会議員の 「号泣会見」。

政務活動費の支出をめぐり、不自然な出張旅費の請求があったと指摘された野々村議員。マスコミ各社を集めて会見を開いたのですが、説明責任を果たしていないばかりか、嗚咽しながら意味の解らない発言の数々を繰り出し、その映像がここ2−3日のワイドショーやニュースショー (←報道番組とは敢えて書きません。) でヘビーローテーションされています。これがカラ出張であったとしても、個人的な訪問であったとしても、支出の性格上 「横領」 と見なされるケースですが、会見の映像が繰り返し流されることで、エキセントリックなイメージだけが先行してしまっているように感じます。


悲しいかな、ずっと、こうした報道の姿勢は繰り返されています。


都議会の件なら、個々の資質のこともあるかも知れませんが、本質の話として、ハラスメントをなくすことはもちろんのこと、少子高齢化への対策や女性の社会進出について、突っ込んだ議論がなされ、政策が実現するよう促すのがマスコミの大きな役割のはずです。これは喫緊の課題だし、東京だけの問題ではないのですから。

また、野々村議員の件なら、公簿を閲覧した記者が書かなければ問題がクローズアップされなかったという、内部のチェック機能の不備があるでしょうし、政務調査費の制度についても、会計処理を含めて見直しが必要かと思います。議員本人がどのように対処するのかも含めて、“今後” について踏み込むのもマスコミの使命です。


翻って、現状はどうでしょうか?


クローズアップの仕方 (舵の切り方) を誤り、お祭り騒ぎのような報じ方に終始することによって、感心の薄い層にまで話題は浸透しましたが、安全地帯から石を投げつけるような誹謗・中傷の書き込みはネット上を賑わし、「一度の失敗」 で、本人が二度と立ち上がれないよう完膚なきまでに叩きのめされる感じがします。


ことの本質からどんどん逸れてゆき、報道が意味をなさなくなります。


私もその一端を担っているわけですから歯がゆいばかりですが、マスコミも、受け手も、「本当に大切なことを見逃さない」 「感情的に走って人を傷つけない」 そんな、“一流” を目指したいものです。
posted by holyyell at 02:07| 大阪 ☔| Comment(2) | 物思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マスコミの世界におられて、きちんとマスコミのアカンところをズバリ指摘される堀江さん、さらにファンになりました。これからもいっぱい発言してください!
Posted by ながい (tomoyuki0814nagai) at 2014年07月05日 18:53
ながい さま
 ありがとうございました。
本来、塩村さんや野々村さんがその場で毅然とした態度を取っていれば、こんな形にはならなかったと思うと、議員としての振る舞いが未熟だった…。それに尽きると考えます。

 が、マスコミも公器ですもんね。お祭りにしてはいけません。
Posted by ほりえ〜る at 2014年07月08日 02:10
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