2016年02月26日

電気代、それでいいのか?

電力の小売り自由化

それに向けて、新しい電力会社をはじめ
既存の電力会社ではない
サービス業、通信業などの会社も参入を表明し、
自社の商品やサービス契約との抱き合わせで
「電気代が安くなる」とうたっている。

非電力系の会社は、自社で発電する機能がなくても、
電力会社の発送電設備から調達した電気を
安く販売できるようにしていて、
通信でいうところのキャリア会社≠ニ、
格安SIM≠ナ通信サービスを提供する会社との関係と
同じような構造と言える。

IMG_2156.JPG

実際、新聞の記事が伝えているように
新規参入組の料金は、安くなる。

しかし、
「これでいいのか?」という
釈然としない思いが、
私の意識を支配しているのだ。

確かに、
生活に必要なものが安くなるのは歓迎されること。

でも、これは
使えば使うほど安くなる≠ニいう料金体系に基づく。

私はこの点が引っかかるのだ。



電力供給の現状をみると、
自給自足の人を除き、多くの人の暮らしは
火力発電≠ノ頼りきっている。
例えば、関西電力における昨年度の火力発電量は、
東日本大震災の直前年度より1・7倍に増えていて、
発電種別のシェアでは9割近い。

太陽光などの再生可能エネルギーを主体にした電気を
供給する会社も存在するが、
すべての需要を満たすほどに育っていない中では、
こうした火力発電の電気に頼らざるを得ないのだ。

しかし、
火力は化石燃料の燃焼による熱で発電するため、
温室効果ガスを排出する。



こうした中、私の住む関西エリアでは、
関西電力が2基の原子炉を再稼動させた。

圧倒的な発電量が得られる原子力発電だが、
福島第1原発の事故を目のあたりにした私たちにとって、
原発は、何かが起きればコントロールできなくなり、
生物の存亡にかかわる厄介な存在と認識された。

これから、原子力による電気が流通するようになり、
シェアにも変動がみられるだろうが、
できれば、原発のお世話にはならずに日々を送りたい…
と思うのは、多くの人の願いだろう。


ただ、放射能を恐れる人間が、
それでも自分たちの生活を維持するため、
文明の繁栄を維持するためとして
温室効果ガスの排出削減を阻み、
地球温暖化を進めているのが現状ではないか?



そこへきて、
使えば使うほど安くなる≠ニいう料金体系。

「いいのか、これで?」と思ってしまうのである。
制度の設計思想がそもそも間違っているんじゃないか? と。



電気の使用量を減らす暮らしをして
環境保全に寄与した人にこそ、
ご褒美としての割引がなされるべきだと思うのだが。

その方が絶対、地球にやさしいし。

あなたは、どう思う?


posted by holyyell at 23:42| 大阪 ☀| Comment(0) | 物思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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