2017年01月17日

いのちを想う日。

京都・太秦はきょうも冬景色でした。

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担当した「デイリーニュース京都」でお話ししたこと。
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民間のシンクタンク、野村総研が去年行った調査で、
近い将来、
「大きな地震に遭遇する恐れを非常に感じている」と答えた
京都の人の割合はわずか7%あまり。
いざという時の備えをしていると答えた人は
30%あまりだったそうです。
個人の努力によって被害を最小限にとどめる
減災への取り組みはもちろんですが、
多くの外国人や観光客が訪れる京都は
非常時にそうした方々への対応も必要ですね。
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それを「使命」と捉えるか、「課題」と捉えるかで
踏み出す一歩は大きく異なりますよね。



多くの命が失われ、人々の暮らしが大きなダメージを受けた
阪神・淡路大震災から今日で22年となりました。
発生時刻に神戸で行われた追悼の集いでは、遺族代表の方が
「震災から22年。
 これだけたつと歴史の世界になってしまいますが、
 私には歴史で済ますことはできません」と仰いました。

大切な家族を亡くされた方にとっては
割り切れるものではないと思いますが、
確実な、時間の経過を思わされる歴史≠ニいう表現。



当時25歳だった私。
最初の数年間は、この時刻に黙祷しながら
ただただ悲しみばかりが先に立ったのですが、

47歳となったけさは
当時、必死の思いで情報を送り続けた
先輩のラジオマンたちに思いがめぐり、
「今の私にはあんな凄いことができるだろうか」と
責任ある年代に至った我が身と向き合いました。


22年の間に多くの地震が立て続けに起きています。

予知できない、1秒先の運命

そこへの意識を、より高めていきたいものですね。
「賢者は歴史から学ぶ」を実践につなげて。





さて…
本番終わりでこちらに伺いました。

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京都・四条河原町の近くにある元・立誠小学校
高瀬川のほとり、
昭和初期に建てられた校舎が残るスポットで、
廃校になった今も、地元の催しの会場になるなど
地域の拠り所になっています。

かつて電力会社のあったそこは
日本で初めて映画の試写が行われた場所で、
日本映画発祥の地≠ニされています。

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そこで、教室に暗幕を施して映画を上映する
「立誠シネマプロジェクト」がレギュラー化し、
連日、良質の映画を発信しています。

観てきたのは、こちら。

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「この世界の片隅に」
今、話題の作品です。
平日のお昼間。
60席ほどのキャパは、満席でした。
内容や制作の背景は公式サイトにお任せして…。

広島は、ヨメの実家がある私の第2のふるさと≠ナす。
しかも、主人公のすずさんが生まれ育った江波や
嫁いで行った呉の町は
私たち夫婦が結婚前に訪れた思い出の場所。

その場所に横たわる悲しい歴史と、
その時代の中を健気に生き抜いた人々。


…何度も涙を流しました。

悲しいからではありません。
かわいそうだからではありません。
力強く、
人生を大切に生きた人たちのエピソードに触れて
愛おしく思ったのです。

そう。生きる尊さ。



すずさんの声を担当した、のんさん。
素晴らしかったです。
息づかいだけで感情が伝わりました。

映画を観る前に訪れた校舎1階の喫茶コーナーでは
男性が丁寧に淹れてくれたコーヒーをいただきながら
中庭の風景を味わい、
周りが繁華街であることを忘れてしまいそうな、
ゆったりと流れる時間を感じました。

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ふーっと深呼吸しながら
今日は、いのちについてゆっくり感じた日。


楽しく生きよう。
大切に生きよう。
与えられたいのちを感じながら
思い切り、生きよう。

強く思いました。

posted by holyyell at 23:59| 大阪 ☁| Comment(2) | 物思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月13日

広島2016

年の里帰りは、「初めて」がテーマ。

行きたくてなかなか行けなかった
MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島
ほっともっとフィールド神戸の
イメージや設計思想を参考にした…という話を聞いていたので
興味津々だったのですが、

スタンドに座ってみると…

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見やすい☆

そして、グラウンドが近い印象。
コンコースも歩きやすくて回遊できて。
また行きたい球場です。(^^)


もうひとつの「初めて」は
原爆ドーム。

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私はもう何度も訪れていますが、
今回、初めてチビを連れていきました。

訪れるたび、感じることは様々ですが、
子供と一緒に訪れると
改めて、平和であることの幸せと、
安寧を祈る気持ちが強く沸き立ちました。

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2016年05月26日

神戸発「未来へ」

熊本地震の被災地に
安らぎやリフレッシュの空間を届けようと、
神戸港を拠点にする帆船「みらいへ」が、
きょう、神戸港から熊本港に向けて出航した。

この船は、未来を担う人材づくりを目指し、
航海する中での集団行動や共同生活を通じて、
決断力や責任感、コミュニケーション能力などを養う
「セイルトレーニング」等ができる船で、
国内で唯一、一般の人が自由に乗れる帆船だ。

熊本地震から1か月が経ち、
受け入れ側の体勢が整うなどしたことから
訪れることにしたもので、
食料や支援物資などを積み込んでいるほか、
神戸市民が応援の言葉を寄せ書きした帆が張られている。

運営する一般社団法人・グローバル人材育成推進機構は
「震災から立ち直った神戸から
 心強いメッセージから届けられれば」と話していて、

熊本港には今月31日に到着したあと、
来月の1か月間、
車中泊をしている人や避難所で暮らしている被災者のほか、
ボランティアとして現地を訪れている人に
宿泊やシャワー、食事の提供をする予定という。

また、有明海を周遊する航海にも
被災者を招待するということで、
担当者は「日常とは違う景色を見て、
リフレッシュしてもらえれば」と話している。


…港町・神戸らしい取り組み。


しかし、
この船は元々、神戸のものではなかった。

財政難を理由に大阪市が民間に売却した
大型帆船「あこがれ」。
日本の自治体として初めて
セイル・トレーニング事業のために建造した帆船だった。

そう、橋下徹 前市長が年間1億円の赤字≠ニ
バッサリ切り捨てた大阪市民の所有物だったのだ。

市のホームページには
「大阪市内小中学校の積極的な利用には至らず」と
言い訳が載っているが、促すことはしてきたのか?
少なくとも私には、そうは感じられなかった。


「あこがれ」は一般競争入札にかけられ、
一歩違えば全然違う歴史を刻むことになっていた。

そこを、
「教育目的以外に帆船を使ってほしくない。
 その一心だった」と、
海事代理士の小原朋尚さんが3200万円で落札し、
その後、小原さんは社団法人を立ち上げて今に至るのだ。


前市長は、
在任中よく「マネジメント」という言葉を使っていたが、
行政よりもはるかに脆弱な存在の個人が、
支援者を募って船を救い、
今、人々の役に立つ仕事をさせている。
素晴らしきマネジメントである。

そして、大阪市にとっては誠に皮肉な話だと、
ニュースの原稿を執筆しながら考えた木曜日の昼下がり。

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2016年05月25日

球場アナウンサーの魂(スピリッツ) その1

「ファウルボールにご注意下さい」
どこの球場でも、
試合中に繰り返しアナウンスされる言葉です。

にもかかわらず、
お客さまが打球に当たってケガをされる事案は
後を絶たないのが現実のようで…。

先日も、こんな裁判の高裁判決が出ました。

お互いにとって痛恨の極みでしょう。
被害に遭われた女性、
そして日本ハム球団にも心からお見舞い申し上げます。

キャッチボールの球がそれて
バウンドした硬式球が当たっただけでも痛いのに、
ライナーが顔面を直撃なんて。
考えただけでもおぞましいです。

事故が起きた時期は
私も、オリックス球団の球場アナウンサーとして
仕事をしていましたので、他人事とは思えませんでした。

事故が起きれば、現場に責任がかかってきます。
このため、
私は頻繁にこんなアナウンスを挟み込んでいました。

「ライナー性の打球は、
 当たると大ケガをする恐れがあります。
 試合に集中のうえ、盛大にご声援下さい。」

特に逆方向のライナーがスタンドに飛び込んだ時なんかは
声にも緊迫感があったと思います。

これが、私ができる精いっぱいでした。
でも、必要なことだと思っていました。

現役のアナウンサーの皆さんは、どうでしょうか?

そして何より、
お目当ての選手の撮影に必死になったり、
仲間内との会話に夢中になって
プレーへの集中が疎かになっているお客さまが
多いのも事実です。

選手の真剣勝負、しっかり見届けて下さいね。
それで減らせる事故は、いっぱいあるはずですから。


posted by holyyell at 15:27| 大阪 ☁| Comment(0) | 物思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月27日

その仕事は、誰のためのものだ?

国内の自動車メーカー・三菱自動車が、
燃費性能のデータをごまかしていたのが発覚したのは、
先日のこと。

そして、昨日
その期間が、何と四半世紀に及んでいたことが
新たに判った。

クルマ選びに関わる大事なファクターの一つが
ウソ≠セったことになるわけで、
ユーザーにとっちゃ大迷惑な話。

そもそも、監督官庁の国土交通省は
何やっとったんや?ということにもつながる。

まったくもって、両者ともにけしからん話だ。


そして…
あれだけの大企業である。
末端の社員にまで情報が行き渡っているはずもなく、

顧客と一番近い、ディーラーの営業マンをはじめ
マジメに車を売っていた「大勢の社員」をも欺く行為は、
現場に多大なる迷惑をかけている。

その仕事は、誰のためのものなんだ?と訊きたい。
顧客のためであり、
関わっているすべての人を幸せにするためのものだろう。


「開発における他社との競争で、焦りがあった。」


そんなの、理由にならないよ。
自分の仕事を愚直にやって、
それが認めてもらえるかどうか、でしょ。

関わってきた技術屋や経営の連中は
マツダの車づくりの哲学を学んできなさい。




それにしても、だ。
昨日は疲れて寝ていたはずなのに、

「そんな変な機能は付けんでええから
ちゃんとしたクルマをつくれー!!」と

道の上で絶叫している、おかしな夢を見て
こんなに早く目が覚めてしまった。→朝の5時。
潜在的な怒りが夢に反映するなんて…。(>_<)


ので、とても久しぶりに朝活中。
あー、だから今日は雨が降るんだ。

posted by holyyell at 05:54| 大阪 | Comment(0) | 物思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月20日

知ろうとすること。

喜瀬さんの本を読んで
読書モード≠ノ突入してしまったようです。

きょうは、自宅にいることになったため、
買ったまま途中で読むのが止まっていた
「知ろうとすること。」(早野龍五・糸井重里 著)を
読了しました。…今さらですが。(;^_^A

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東日本大震災がもたらした
福島第一原子力発電所の事故。
それによる
放射能汚染に関する問題は、
国民のみならず、
世界の関心事となりました。

当時
多くの人が、放射能について
ネット上やメディアで声高に叫ぶなか、
早野先生は直後からツイッターを使って
データを基にした知見を冷静に発信し続け、
糸井さんと同じように
私も、先生のアカウントをフォローして
拠り所にしていました。

だって、メディアの記事や
キー局が発する報道は
正直、アテにならなかったんだもの。

それは、ネットの人たちの
過剰ともいえる反応にも
同じことを感じていました。

何を根拠に、
この人は叫んでいる≠フだろうか?と。


以降、早野先生は
学校給食の陰膳調査や
個人積算線量計の活用、
子どもたちの内部被ばくの測定装置開発など、
活動を重ねる中で得られたデータを
国の内外に発表してきました。

本書では、それらのエピソードに触れながら
「科学的なリテラシー」の大切さを
改めて起想させてくれます。

ものの見方をフラットにしてくれる一冊でした。


posted by holyyell at 23:55| 大阪 ☀| Comment(0) | 物思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月26日

電気代、それでいいのか?

電力の小売り自由化

それに向けて、新しい電力会社をはじめ
既存の電力会社ではない
サービス業、通信業などの会社も参入を表明し、
自社の商品やサービス契約との抱き合わせで
「電気代が安くなる」とうたっている。

非電力系の会社は、自社で発電する機能がなくても、
電力会社の発送電設備から調達した電気を
安く販売できるようにしていて、
通信でいうところのキャリア会社≠ニ、
格安SIM≠ナ通信サービスを提供する会社との関係と
同じような構造と言える。

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実際、新聞の記事が伝えているように
新規参入組の料金は、安くなる。

しかし、
「これでいいのか?」という
釈然としない思いが、
私の意識を支配しているのだ。

確かに、
生活に必要なものが安くなるのは歓迎されること。

でも、これは
使えば使うほど安くなる≠ニいう料金体系に基づく。

私はこの点が引っかかるのだ。



電力供給の現状をみると、
自給自足の人を除き、多くの人の暮らしは
火力発電≠ノ頼りきっている。
例えば、関西電力における昨年度の火力発電量は、
東日本大震災の直前年度より1・7倍に増えていて、
発電種別のシェアでは9割近い。

太陽光などの再生可能エネルギーを主体にした電気を
供給する会社も存在するが、
すべての需要を満たすほどに育っていない中では、
こうした火力発電の電気に頼らざるを得ないのだ。

しかし、
火力は化石燃料の燃焼による熱で発電するため、
温室効果ガスを排出する。



こうした中、私の住む関西エリアでは、
関西電力が2基の原子炉を再稼動させた。

圧倒的な発電量が得られる原子力発電だが、
福島第1原発の事故を目のあたりにした私たちにとって、
原発は、何かが起きればコントロールできなくなり、
生物の存亡にかかわる厄介な存在と認識された。

これから、原子力による電気が流通するようになり、
シェアにも変動がみられるだろうが、
できれば、原発のお世話にはならずに日々を送りたい…
と思うのは、多くの人の願いだろう。


ただ、放射能を恐れる人間が、
それでも自分たちの生活を維持するため、
文明の繁栄を維持するためとして
温室効果ガスの排出削減を阻み、
地球温暖化を進めているのが現状ではないか?



そこへきて、
使えば使うほど安くなる≠ニいう料金体系。

「いいのか、これで?」と思ってしまうのである。
制度の設計思想がそもそも間違っているんじゃないか? と。



電気の使用量を減らす暮らしをして
環境保全に寄与した人にこそ、
ご褒美としての割引がなされるべきだと思うのだが。

その方が絶対、地球にやさしいし。

あなたは、どう思う?


posted by holyyell at 23:42| 大阪 ☀| Comment(0) | 物思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月05日

親父と息子

11月5日は親父の命日。

46年前の今日。
私は、生まれて3か月だった。
明け方に仕事へ出かけたまま、帰ってこなかったそうだ。
仕事中の転落事故で逝った親父は、当時31歳。
もはや、息子の方がうんと年上になってるし。

今夜もチビと一緒にお風呂へ入りながら、
親父も、こんなふうに
少しずつ息子が大きくなっていく姿を見たかったんだろうな…
なんて思ったりした。

声も、姿も、手触りも、ぬくもりも、
何にも記憶がない親父だけれど。
想いの寿命は、延び続ける。

今、会ったら
何て声をかけてくれるだろうか。
posted by holyyell at 23:59| 大阪 ☀| Comment(0) | 物思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月13日

「高校野球は教育の一環」といわれる所以。

今年も、高校野球の地方大会の中継に携わり、
奈良大会で2試合、実況させていただいたのですが、
担当した県立青翔高校の野球部では、
最近タブレット端末を導入したんだそうです。

普段の練習や試合で動画を撮り、
選手たちはそれを見ながら課題を見つけて
フォームの修正などに取り組んでいるとのこと。

チームを率いる山内正博監督は言います。
「バットを振ったり、ボールを投げたりする中で、
 こちらが言っていることを動きでうまく表現できなかったりする。
 それならば、実際に映像を見て、考えて、
 プレーで答えを出せると、野球がもっと楽しくなるよね」 と。

…確かに。

ホームビデオで撮った映像を見て研究するというのは、
かなり以前から行われてきているのですが、
撮ったその場で、比較的大きな画面でチェックでき、
ましてや、ネット経由で簡単にシェア出来ちゃうわけですから、
こういうアイテムを活用するというのは素晴らしいことです。

そして、教育的な視点で言うと、
映像を見ることによって 「気付き」 を得る。
その気づきが 「思考」→「工夫」 へと昇華し、
「よりよい結論」 を得ることができる…。

漫然と、或いはお仕着せでやっていたのでは得られないものが、
能動的な取り組みによって得られるようになる…。

よく言われる 「高校野球は教育の一環」 を地で行く話です。

青翔高校は理数系に特化した公立の中高一貫校。
野球に関して、現状は決して強豪校とは形容できませんが、
始まったばかりの取り組みを活かして、さらなる前進を…と、
楽しみにしています。


答えはグラウンドにあります。
しかし、その答えはいつも同じで、
必ずしも正しいものではありません。
公式で導き出されるような簡単なものでも、ないのです。
野球の難しさであり、楽しさですよね。
posted by holyyell at 01:25| 大阪 ☁| Comment(0) | 物思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月04日

お休みでも、世の中は動く。

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連休の真っ最中。
朝から晩までお仕事なり。


電車の運転士さん。
スーパーの店員さん。
惣菜を作る工場の従業員さん。
ニュースのソースを配信する、通信社の記者さん。
放送を送り届けるために持ち場で頑張る仲間たち。

そして、
息抜きの一杯を丁寧に入れてくれたカフェのバイトくん。

みんながいるから、仕事は回る。

世の中はみな、お互いさま。


さぁ、もういっちょ頑張りますか。(^^)


posted by holyyell at 19:15| 大阪 ☁| Comment(2) | 物思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月11日

忘れてはならない日。

局アナの経験もなく、
この仕事を始めてからまもなく26年。

何度も、崩れそうなピンチが訪れた。
そのたび、誰かに救われてきた。


今日は、プロ野球の試合の
中継リポーターとして再デビュー。
現場は10年以上ぶりである。

仕事が決まった時、
その中継メンバーとしてずっと携わっている
先輩のアナウンサーに報告したら、
「君が加わるのは画期的なことだと思うよ」 と
やさしくメッセージを下さった。

ラジオで球団の応援番組を担当し、
球場でスタジアムアナウンスを担当し、
今度は、試合の中継で伝える側に回る…。
それを 「画期的だ」 と表現してくれた先輩。

懇意にさせていただいてるとはいえ、
フリーアナウンサーという同業の立場。
仲間でもあるけれど、商売がたきともいえる
そんな関係性のバランスの中で、
大きな懐を見せてくれたその先輩は、
さまざまな形でケアして下さった。

そんな私のリポーターデビューは
その先輩とのタッグ。

試合には負けてしまったが、
準備してきたことが報われた思いがして、
個人的にはよかった。


マウンド上には、メジャー帰りの黒田博樹投手。
骨太のたくましさを感じながら、
まだまだ頑張らないとね。と深く思った。

今日は私にとって、忘れてはならない日。
posted by holyyell at 23:50| 大阪 ☀| Comment(2) | 物思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月30日

男が、くたびれたカバンを後生大事に使い続ける理由。

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高い安いではない。

使い勝手の良さからくる愛着。
嬉しい思い出と、悔しい記憶。

オヤジの人生が
たっぷり詰まっているのだ。

そして、
買い替えと詰め替えのジャマくささという
ものぐさな理由が8割方。

…当分、このままだな。きっと。


今年もお世話になりました。
posted by holyyell at 17:58| 大阪 ☀| Comment(0) | 物思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月04日

ことの本質

地方議会をめぐる話題が、最近のマスコミ (特に、TVのワイドショーや週刊誌) を賑わしています。


東京都議会の 「セクハラやじ」。

発言そのものは大変軽率で許し難く、鈴木議員の身の処し方や議会の対応も問題だらけですが、セクハラの言葉を向けられた塩村議員をめぐる過去まで暴き出して報じ、場外乱闘のような様相になっています。←マスコミが隣りの “エサ” を求めて、本題から逸れていくというのはいつものことですが…。


兵庫県会議員の 「号泣会見」。

政務活動費の支出をめぐり、不自然な出張旅費の請求があったと指摘された野々村議員。マスコミ各社を集めて会見を開いたのですが、説明責任を果たしていないばかりか、嗚咽しながら意味の解らない発言の数々を繰り出し、その映像がここ2−3日のワイドショーやニュースショー (←報道番組とは敢えて書きません。) でヘビーローテーションされています。これがカラ出張であったとしても、個人的な訪問であったとしても、支出の性格上 「横領」 と見なされるケースですが、会見の映像が繰り返し流されることで、エキセントリックなイメージだけが先行してしまっているように感じます。


悲しいかな、ずっと、こうした報道の姿勢は繰り返されています。


都議会の件なら、個々の資質のこともあるかも知れませんが、本質の話として、ハラスメントをなくすことはもちろんのこと、少子高齢化への対策や女性の社会進出について、突っ込んだ議論がなされ、政策が実現するよう促すのがマスコミの大きな役割のはずです。これは喫緊の課題だし、東京だけの問題ではないのですから。

また、野々村議員の件なら、公簿を閲覧した記者が書かなければ問題がクローズアップされなかったという、内部のチェック機能の不備があるでしょうし、政務調査費の制度についても、会計処理を含めて見直しが必要かと思います。議員本人がどのように対処するのかも含めて、“今後” について踏み込むのもマスコミの使命です。


翻って、現状はどうでしょうか?


クローズアップの仕方 (舵の切り方) を誤り、お祭り騒ぎのような報じ方に終始することによって、感心の薄い層にまで話題は浸透しましたが、安全地帯から石を投げつけるような誹謗・中傷の書き込みはネット上を賑わし、「一度の失敗」 で、本人が二度と立ち上がれないよう完膚なきまでに叩きのめされる感じがします。


ことの本質からどんどん逸れてゆき、報道が意味をなさなくなります。


私もその一端を担っているわけですから歯がゆいばかりですが、マスコミも、受け手も、「本当に大切なことを見逃さない」 「感情的に走って人を傷つけない」 そんな、“一流” を目指したいものです。
posted by holyyell at 02:07| 大阪 ☔| Comment(2) | 物思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月11日

今一度。

Google グループを利用していたgoogleの社員が、仕事上でやり取りしていた中部国際空港や新千歳空港の設計図面などを、誰でも閲覧できるように扱っていたことが発覚しました。

  安全性の確保が第一の空港にとって危機的な問題と言えますが、このサービスをめぐっては、以前にも環境省が機密情報を誰でも閲覧できるような形にしてあったことがありました。

  これは、サーバーにアップした情報(ファイル)についての設定を、共有(誰でも見ることのできるモード)の状態にしてあったのがそもそもの原因。

  図らずも、googleの社員が、自社のサービスで「こういうことが起きます」と知らせているようで皮肉なものだなぁと思います。


  翻って、利用している私たちはどうでしょうか?
使い方がイマイチわからないままネット上のサービスを利用している方もいらっしゃるでしょう。

  行き交う情報のデータは。公開であろうと、非公開であろうと、友人限定であろうと関係なく、サービスを提供している会社のサーバーに納められています。設定を少し誤るだけで、それらの仕切りはあっけなく変わり、意図せぬところでとんでもないことになってしまう恐れがあるということを再認識しなくてはなりません。
あるいは、システムの不具合で、利用者の意図せぬ形で情報の漏洩が起きぬとも言い切れません。)

  危うい時代です。脇の甘さで足をすくわれないよう、今一度、チェックしなければ…ですね。
posted by holyyell at 08:48| 大阪 ☀| Comment(3) | 物思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月26日

役所の仕事と、マスコミの使命

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  きょうの毎日新聞・朝刊。
犯罪の被害者が、体験を語る講演会で受け取った謝礼は収入にあたるとして、長崎県の女性が、受給していた生活保護費の返還を求められたという記事が掲載されていた。

  →詳しくは、こちらから。http://mainichi.jp/select/news/20140226k0000m040124000c.html


  確かに、仕事ができないから生活保護を受けているので、収入が発生すれば返還しなければならないのは決まりだろう。

  しかし、この女性は何の落ち度もないのに犯罪に巻き込まれ、人生をメチャクチャにされた。そして、国からの決して手厚いとは言えない扶助によって懸命に生きている。

  そんな彼女が辛い記憶を辿り、犯罪被害について語るのは、社会貢献以外の何物でもないのだ。にもかかわらず、判で突いたような対応しか取れないのは、人としてどうなんだ。罪を犯したヤツには、刑務所とはいえ、税金で三食と寝床まで確保しているのに。


  制度がないなら作れ。それが役所の仕事だ。

  そして、こういうことにもっと大きな声を挙げろ。それがマスコミの使命だ。
posted by holyyell at 18:50| 大阪 🌁| Comment(0) | 物思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月19日

親の美学

 子供を連れて映画館へ行った時のこと。

 200席くらいのそのシアターでは、子供向けの作品が上映されることもあって、観客の半数以上が子供という状況でした。また、数十人という単位のグループ (同じ学校か子供会か…) が中に入っていました。


 集団は、自分たち “以外” への視野 (配慮) がなくなりがちです。


 そのグループは、ポップコーンや飲み物などを一括で準備していたようですが、本編が始まる直前まで 「○○さん、ポップコーンもらった?」 「まだー」 とか、「××さん、まだ来てないみたいー」 なんていう会話が飛び交い、落ち着いて予告編を観せてくれません。


 幸い、本編中は映画鑑賞の雰囲気を損ねることなく経過しましたが、問題はエンドロールのタイミング。


 その集団、何と、会話をしながら一斉に退出したんです。


 キャストやスタッフの名前が延々と繰り上がっていくのは、子供にとって退屈なものでしょうから、早く出たいのは解りますが、最後まで鑑賞している客がいることへの配慮はまったくなし。

 おまけに、床に何か落し物をした家族がいたようで、携帯型のサーチライトを照らして探し出す始末…。


 さすがの私も、その人たちが通り過ぎる際に 「静かに出ろよ!」 と声を発してしまいました。



 例えば、幼い子が、本編中に声を発してしまうことはあります。が、それはシーンの切り替わりだったり、登場人物の言動に対する素直な反応であり、私は、そういうことに目くじらは立てません。社会性が育っていない子に、それをいっても仕方がないからです。むしろ、親の対応が重要です。しかし、ノーケアな親が多いこと…。


 映画館はプライベートなスペースではありません。他の観客も、同じようにお金を払ってその作品を観に来ているのです。その人たちの “映画鑑賞の時間” を損ねる権利は、誰にもありません。


 しかし、その親が、パブリックな場でさっきのような行動を取っていると、それを見た子供はどう育つでしょうか?

 今の、オカンらの行動は、「アリ」 なんだな。って思うでしょう。


 それが、私には許せないんです。



 「イマドキの若いもんは…」
とよく言いますが、その若者を育てている親世代がコレだもの。アカンでしょ。


 「人さまに対してみっともないことをしない」 という、
背中を見せる、親としての美学はないのか?と問いたかったです。

posted by holyyell at 16:39| Comment(3) | 物思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月01日

年頭所感

 いつもなら、年賀はがきを購入する11月初頭にはデザインが決まり、
師走の声を聞くころには、計画的に大掃除が始まる…という私のサイクルは完全に壊れ、

 史上、稀にみるスロースタートだった年越しの準備。

 そんなことはお構いなくアッという間に時間は過ぎてゆき、私の中で12月を 「40日」 くらいにしてやろうか…という思いがよぎりながらも、ようやく大晦 (おおつごもり) の晩になって帳尻を合わせ、迎えた新年。



 あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


 昨年は、後半に大きな波乱がありました。
「始まりがあれば、いつか終わりがある」 という、必ずの法則があるのは解っていつつも、割り切れない思い。

 そんな中にあって、折れそうな気持ちを支えて下さった方々の存在は、どれだけ心強かったか計り知れません。

 心から御礼申し上げます。


 オリックス・バファローズのスタジアムアナウンサーとして9年間務めた私へ、ファンの方が下さったお別れの言葉に 「試合に勝って嬉しい時はもちろん、負けて悔しい時にも堀江さんの声がありました。その声に和み、また来ようという気持ちにさせてくれました。」 というものがありました。


 そのメッセージを見ながら、私の中で 「太陽」 のイメージが浮かびました。


 晴れの日はもちろん、雨が降っていても雲の上には太陽があります。

 いつもそこにいるという存在。その安心感。

 そんな、おひさまみたいな人になりたいな…と、心から思いました。





 年が改まり、新たな一歩がスタートします。

 今年は、これまでの仕事のサイクルを少し見直して、手薄だったイベント司会の営業を、古巣の事務所 (とーくing) に手伝ってもらう一方、新たな取り組みとして、「おしゃべり」 の教室をスタートします。春に、大阪・梅田で始めることを想定して動き始めます。←詳しくは、
公式サイトをご覧下さい。その公式サイトもリニューアルして、太陽の色あいをベースにしました。


 2014年、今年は 「甲午 (きのえうま)」 の年。
「甲」の字は、「揆」 (はかる) の意味で、植物の内部にできた種子が大きさを測れるまで大きくなった状態を表しているそうです。

 咲かせた花が散ったあと、蓄えたものがカタチになり、それが成熟していくということですね。

 その種を大切に育てていく…。まさに、今の心境にピッタリです。



 45歳の今年。
人生も折り返して、これまで多くの方から受けてきた恩恵を、仕事の中でお返ししてゆく年代に入ってきました。

 皆さまに喜んでいただけるようなお仕事を、ひとつずつ、丁寧に務めてまいりたいと思います。

 どうぞよろしくお付き合い下さいませ。



        2014年1月1日  堀江 良信


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2013年12月08日

法案とマスコミの“責任”

 物議を醸した 「特定秘密保護法案」。大反対の嵐が巻き起こる中、結局、今の国会で成立しました。

 新聞や放送をはじめとしたマスコミの多くは、こぞって反対の姿勢で報道し、私の周りでもそうしたスタンスの方が多かったです。

 しかしその一方で、賛成の立場を取る人もいました。


 私は、この法案の賛成派による論調は 「世界におけるニッポンの立場」 に目を向けている

 反対派の論調は 「ニッポンに住む個としての自分」 に目を向けている


 そう解釈していました。


 どちらも大切な視点です。


 世界の国々とお付き合いする中で、特に、安全保障の面では情報に関する比重が高まっています。これまで諜報機関を有していなかった日本にとって、この部分はある意味、弱点ともいえます。情報戦でひけを取らないための、また、安全保障上の同盟国との信頼関係をつないでおくためにも必要な法案…というのは納得できます。

 その一方で、運用にグレーゾーンが広く存在し、官僚機構に恣意的に使われてしまいかねない懸念をはらんだこの法案は、国民のプライバシーや言論の自由を脅かす危険性があります。今の法律は全般的に、本文はごくわずかで骨組みだけのつくりになっており、ほとんどは “附則” によって肉付けされている点から見ても、成立 “後” を見守る必要性はあるでしょう。


 ひとつの事象について賛否両論があるのは当然ですが、一連の報道を見ていると、主張する立場と相関関係になるものへの視点が、著しく欠けているような気がしてなりませんでした。


 主張は大事です。
しかし、マスコミの報道は両論併記の上で主張しないと、単調な世論形成につながりかねず、結果として、人の考える力や選別する力 (リテラシー) いったものをやがて失わせてしまうでしょう。

 その責任は、あまりにも大きいと思うのです。

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2013年11月24日

運転は、感性。

 スマホの画面を見ながら、車や自転車の運転している人が明らかに増えてきたように思います。

 今日も、所要で車を運転していた際、そんな人を何人も見ました。

 信号のタイミングを見損なったり、周りの動きとリズムが合わなかったり…。平たく言うと、「自分勝手」 な運転なのですね。

 安全に運転できているのなら構わないではないか…という反論も聞こえてきそうです。しかし、 “違反” です。そして、事故が起きていないから大丈夫なのではありません。あなたの運転が確かだから事故が起きなかった…のではなく、周りの車が上手に間合いを取って運転しているから、事故を回避できているのかも知れないのです。そういうことに気づいていますか?と、逆に訊ねてみたいところです。


 そう。「自分勝手」 な運転をする人は、いろんな意味で 「視野が狭い」。

 車線変更の際にウインカーを出さない。
 右側の車線で流れを無視してちんたら走る。
 異常なほど車間を開けて信号待ちする。
 生活道路をスピード上げながら駆け抜ける。
 歩行者が歩いているそばを、減速せずに走る。

 他にもまだまだありますが、自分の都合が優先されて、通行している他の人のことが目に入っていないわけです。

 これはもう、運転技術以前の問題ですね。


 感性の問題です。


 運転免許の試験には、こういう項目入ってないからなぁ…。

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2013年11月02日

学園祭

 電車に揺られて通勤していると、大学の学園祭の“中吊り広告”を発見。

 お笑いライブとか、ミュージシャンを迎えたライブ、著名人のトークショーなどがラインナップされている。


 …お金かけてるなぁ。でも、特徴ないなぁ。手作り感もないし。


 あ〜もったいない。



 わが母校(桃山学院大学)は、在学中の学園祭でオールナイトライブをやったり、24時間いつでも学生が出入り自由だった学校の特色を上手く活かした催しをやってたよなぁ。

 って、ちょっと良き時代のことを思い出したりして。


 がんばれ、学生。

posted by holyyell at 09:42| Comment(0) | 物思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする