2017年04月01日

思い出す、あの曲。

雪融けの頃になると、思い出す曲があります。 
ソノダバンドの「soul river」。
まだインディーズだった頃のアルバムに
収録されていた一曲です。

鳴り出しは、
水の粒子を思わせる音が組み合わさり、
徐々に他の音が混ざり込んで
水滴が水の集合体になり、
流れへと成長してゆく様子が感じ取れます。

川は、上流の細い流れから
スピードを上げて岩とぶつかり、
瀬や、落ち込みがあるかと思えば、
エディのような澱みがあったりして、
緩急をつけながら中流域〜下流域へと
太く、長く、続いていくのですが、
曲が盛り上がるところやスピード感の揺らぎが
うまく風景を描写していて、
川下りの好きな私はワクワクするのです。

そして
最後は海に流れ込み、
水の粒子が溶け込むように
曲は終わります。

この曲、本当によくできている。
もちろん、私の勝手な解釈なのですが。(^^)
ソノダさんにお会いした時に
どんなイメージだったのかお尋ねしたいくらい
好きな曲です。

歌詞はなくても、
メロディーやテンポの緩急、
音色(おんしょく)を巧みに配し、
風景を伝えてくれる名曲。

私がインストルメンタル好きなのは、
こういうところにも理由があります。



この曲をYoutubeでご覧になるには…


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2015年03月05日

GILLEちゃんの新作☆

 リリース当日に届けていただいた、うれしい便り。

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大好きなGILLEさんのアルバム 「I AM GILLE.」 シリーズ。
4作目は、アニソンですと!?

アニメ・ソングのアンセムともいえる名曲たちで贈る、
新機軸の英語カバー・アルバム!

だそうです。

早速聴かせていただきましたとも。


…おじさんの世代には馴染みのない曲もあったりしますが、
そんなことは関係ないつくりです。

ライブ向きの刻む曲≠ナは
グルーヴをたっぷり効かせているし、
水樹奈々さんが歌った 「深愛」 や、
サマーウォーズの、そう。
山下達郎さんの 「僕らの夏の夢」 なんていう
スケールの大きな曲も、
GILLEちゃんの色に染め上げていました。

元のチューンを知っていても、知らなくても、
その曲はもう、GILLEちゃんのものになっているんです。

相変わらずパワフルで、
エネルギーに満ちあふれてて、
息吹あふれる春のシーズンにはぴったりの一枚 ☆
GILLEちゃん、やるね。(^^)


ギア、上がりますよー。
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2014年10月17日

引力

今夜は、大阪・心斎橋でのLIVEにオジャマしました。

演者は、この方。

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(New Album 「TREASURES」 只今発売中!)


シンガーソングライターの見田村千晴さんによる
【音がく探訪】というライブのシリーズにゲスト出演されたのです。


GILLEさんといえば、
卓越したボーカルパフォーマンスでさまざまなカバー曲を集めた
アルバム 「I AM GILLE」 のシリーズでおなじみですが、


私が出会ったのは、

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これがきっかけ。

もともと、Daishi Dance さんは好きで
よく聴いていたのですが、
アルバム 「Wonder Tourism」 の中の1曲、
「A.T.W!」 にGILLEさんがボーカルで参加されていたのです。


まっすぐ届く、力のあるボーカル。


いいなぁ。と思って聴いていたら、
当時、場内アナウンスを担当していたオリックス・バファローズの
2013年シーズンのスタメン発表の曲に採用され、
毎試合、私はGILLEさんのボーカルをバックに
楽しくスタメンのコールをしていたのでした。


そして、GILLEさんの音楽を好んで聴いているのを知った
ラジオ関西のいがDが、
局にあいさつに来られたご本人に私のことを紹介してくれ、
今夜のLIVEに呼んでいただいた…という次第です。


生の歌声。
ものすごく自在味があって、ワイルドで、楽しくて、
それはもう、素晴らしいのひとことでした。

そして、
歌声との大いなるギャップを感じる宮崎弁でのMCが、
(↑ 彼女は、宮崎出身・在住。)
素朴で、無防備で、人間味があって、ステキ☆

ますますファンになりました。(^^)


LIVEが終わってからご本人とご対面させていただき、
書いてきたようなことをお話ししたら、

「うわー! 何かつながってますねー。」 とGILLEさん。

これからも、応援してます☆




そして、LIVEの帰り。
地下鉄に乗っていると、
途中の駅でみやびじょんのおおばやしDに遭遇!!
おおよそ出会うはずのない路線、しかも同じ乗車位置で…。
1つ前の駅で、周りの人が咳込むのを避けようとして
車両を移ったところ、そうなったという偶然。

今夜はトコトン、引きの強い私なのでした。
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2014年05月19日

1週間、違うだけで…

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 先週、このアルバムを聴きながら、改めて二人の豊かな音楽性に惚れ直していたところだったのに…。

 はい。私も古参のファンのひとりです。

 たった1週間で、こんなことになっちゃうなんてねぇ。とっても残念です。

 でも、作品に罪はない。

 「野いちごが揺れるように」を聴きながら、切ない気分になっている黄昏どきです。

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2013年12月30日

the ジブリset 2

今年もいよいよあとわずか。


通勤電車もおやすみモードで空いています。仕事に向かう車内のお楽しみは、先日リリースされたDAISHI DANCEさんの「theジブリset 2」


数年前に彼の音楽を初めて聴いて以来、その透明感と軽快なサウンドメイクにすっかりハマっている私。この作品もなかなかの素晴らしさデス。 (^^)




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2013年09月24日

音のタイムカプセル

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 資料を整理していると、いろんなメディアが出てきました。6mmのオープンリール、カセットテープ、VHS、DAT、MD…。

 それに対応した録音・再生機も、当然、我が家にはあったということですね。オープンリールはTEACの33−2。カセットテープはテクニクスとLo−D。VHSとDATはビクター (VHSは、長時間のハイファイオーディオ録再用に使っていたのです)、そしてMDはSONY。

 今は、MDのデッキが3台残るのみ。いずれも現役です。最古のものは92年製ですから、もう20年超えです。

 しかし、機械の製造・販売が終了した今となっては、そうした音源は、機械が壊れるとただのゴミになってしまいます。そこで、元気に動いている間に…と、デジタルフォーマットのファイルにアーカイブされてゆくのです。

 以前、ツイッターで 「300枚以上ある」 としたMD。実際には400枚近くに上りましたが、地道に作業を続け、ようやく完了しました。

 これからは、ハードディスクというメディアの中で、タイムカプセルよろしく時を重ねることになります。


 時々、開封して思い出に浸りながら…。

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2011年11月08日

笑ってて

 種ともこさんの2年ぶりの新作がリリースされた。アルバムのタイトルは「Uh Baby Baby」という。

 聴き始めたのが高校生の時だったから、もうすでに20年を優に超えているのだが、キュートな歌声は健在で、耳に心地よくフィットする。

 そして、聴きながら改めて、「言葉を大切にする」 ライターさんでもあるんだな、と実感する。

 「瞳のなかの少年」 や 「水の中の惑星」 「笑顔で愛してる」 …これまでに届けられた数々の作品は、歌詞に彼女の優しさがあふれていた。

 このアルバムにも、そんな種ファンには “直球勝負” な曲がいっぱい。中でも、東日本大震災のチャリティーソングにもなった 「笑ってて」 は、聴きながらジーンときた。夏に訪れた宮城・七ヶ浜の海岸や、そこへ至るまでの道のりで見た自然の猛威による爪痕…。それらが脳裏にフィードバックされて、曲の歌詞をかみ締めるように聴いた。ただただ、思いを馳せた。


「笑っててあなたは笑ってて
 そのまま笑ってて私が守るから
 忘れて悲しい思い出は全て
 忘れて笑ってて私の手を取って」


 私に、次できることは、何だろう? って、思った。

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2011年01月11日

風景の見える音 〜西宮神社の開門神事「福男選び」

 ラジオ関西が平日の夕方に放送している「時間です!林編集長」のホリデイ企画“風景の見える音”。今日は早起き(未明に起床)して、十日えびすの開門神事を取材しに行きました。

 全国にあるえべっさんの総本社として親しまれている、兵庫県西宮市の西宮神社では、けさ、毎年恒例の開門神事「福男選び」が行われました。
 気温は、手元の温度計で2度から3度。時折、北からの風も吹き荒れて、厳しい寒さに包まれる中、神社では今日の十日えびすに向けて、夜中のうちにさまざまな神事が執り行われていました。

 まず、宵えびすの余韻が残る午前0時に一旦、すべての門が閉じられます。これは、神職たちが身を清め、静寂の時を過ごして支度を整える神聖な忌篭(いごもり)の神事を行うためで、(→えびす様が、誕生日とされる1月10日の未明に町へお出ましになっている間、人々は建物の中に篭って気持ち新たに新年を迎えるための儀式) 鎌倉時代の記録にも残っている、由緒あるものなんです。報道陣も一旦外へ出て、中で行われている神事が済むのを静かに待ちます。午前4時からは、厳かに「十日えびす大祭」が執り行われ、神職が境内の末社におまいりします。それが終わってから、我々(報道陣)はお清めをしていただき、再び中へ入ることが許されます。厳格でしょ。


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 午前5時まえの「表大門(赤門)」前。くじに当選した108人が、第1陣の出発位置に集まり始めています。


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 中から見た門。表のにぎわいとは裏腹に、静寂が支配しています。


 そしていよいよ午前6時、その時を迎えます。
身を切るような寒さの中、太鼓の音を合図に表大門(おもてだいもん)が開かれると、門前に並んだ第1陣の108人がまずスタートしました。


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 ↓


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 では、その瞬間の音をお聴きいただきましょう。→♪ 開門神事(mp3です。携帯サイトをご覧の方は、容量が大きいのでお避けになるのが賢明です。)


 そのうしろから次々に参加者が境内へ入っていき、白い息を弾ませながら230mの参道を駆けぬけ、3つの福が用意されている本殿に向かいます。
今年はあわせて3000人ほどが参加した中、見事、本殿に一番乗りした“一番福”は、高砂市の竹本陵平さん・26歳でした。
 上位3人までの人には「えびす様の像」や「米俵」、それに「お酒」などが贈られ、神社の関係者や、一緒に福を目指したライバルたちから祝福を受けました。


 今年も、全国ネットのTV番組では十数台のカメラを使って実況中継されるような取り上げられ方をしましたので、“変わったお祭り”のようにイメージされている方もいらっしゃるかと思いますが、商売繁盛の神様を祀る西宮神社にとって、この「十日えびす」の福男選びは、とても重要な“神事”なんです。

 神社の人の話によると、そもそもは“忌篭り”の部分が中核をなしていたのが、江戸〜明治時代になって、そのあとの“お参り”をする際、漁師さんや商売人の人たちが「1番にえべっさんにお参りを…」という気持ちからこのスタイルができあがり、“開門”がクローズアップされるようになったのだそうです。そして、本来の姿とはいえない“走り詣で”が定着し、マスコミの報道で加熱してしまった…というのが現状のようです。

 マスコミ人の端くれとして、誤解を与えないためにも、放送の中ではちゃんとその点をご説明させていただきました。

 神社の方はおっしゃいます。
「福男は、自分が福を授かるだけでなく、多くの人に福を広めるという役目を担っているのです。」と。
 …深いですよね。



 ところで、この福男選びは神社が行ってはいるんですが、場内で転ぶ人がいないかどうかの目配せや、肝心要の「門を開ける行為」は、この神事に思い入れの深い有志の人たちが支えているんです。ご存知でしょうか?
 メンバーの中には、かつて福男に2度選ばれるも、12年前(1999年)の福男選びでは本殿の前で転んでしまい、1番福を受けられなかった男性がいるんです。平尾さんというその男性は、その年の年末にオートバイで転び、松葉杖が手放せなくなりました。でも、入院中に見舞った友人の「えべっさんが、命を守ってくれたんじゃないか」という言葉がきっかけで、それ以降、開門神事で献身的に活動されています。そして、仲間の方とのそうした活動が神社に認められ、「開門神事講社」という後援団体ができました。平尾さんはその初代の講長です。

 今年もつつがなく終わった神事。その余韻覚めやらぬところでお話を伺うと、平尾さんは感極まった感じになりつつも、「ご縁で関わらせてもらっているので、皆さんが福をつかむお手伝いを、これからも頑張りたいと思います。」とおっしゃいました。
 ご自身が愛してやまないこの神事を大切にしたいんだ…という気持ちが伝わってきましたし、何より、ご神職の方が仰っていた“福男のお役目”、そのスピリッツを見事に形にされているんですよね。

 みなさんも、報道される「開門神事」を見ながら、携わっている人たちの熱い思いもぜひ感じ取ってもらえればと思います。

 私も早起きして、人々のそうした気持ちに触れることができ、胸がいっぱいになりました。
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2010年11月04日

ウメちゃんのCD

 今日、ラジオ関西へ仕事に行ったら、ウメちゃんが「Sanae's Cafe」のゲストで来ていました。

 梅谷陽子さん
ラジオ関西にゆかりのあるミュージシャンで、番組も持っていらっしゃいます。(「梅谷陽子のゆめ恋missing」 毎週土曜日27:30-28:00) 私は、ニュースを読みにスタジオへ入るときなどに、局内でお仕事している彼女とあいさつをする程度だったのですが、今日は、新作の発売を明日に控えたゲスト出演ということで、通りすがりにご本人からCDを頂戴しました。←ありがとう♪ …サイン貰っときゃよかった。


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 5枚目のCDは、タイトルが「高砂駅」。
な、何てローカルなネーミング!! ジャケットには、山陽電車の高砂駅がそのまま登場しちゃっているし。話によると、地元も暖かく応援して下さっているのだとか。ご当地色がとっても色濃い感じですが、中身はね、違うの。

 やさしく語りかけるようなメロディに、しみじみと浸れる詞が乗っていて、人の持つ普遍の切なさが感じられる3曲でした。ウメちゃんがリビングの隅にちょこんと座り込んでピアノを弾きながらさりげなく歌っているイメージ…といえば解りやすいでしょうか? 音がそっと寄り添って来る感じです。


 秋の夜長に、中年のおじさんが忘れかけていたトキメキや切なさを思い出させてくれるプレゼント。ウメちゃん、ありがとね。

 CDはいよいよ明日(11月5日)発売です。
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2010年10月12日

風景の見える音 〜播州そろばん

 ラジオ関西が放送している「時間です!林編集長」(月曜〜金曜 16:30−19:00)のホリデイ企画「風景の見える音」。
5回目となった一昨日の放送では、伝統の技術を活かし、攻めの姿勢をみせる播州そろばんの音をお送りしました。

 400年の伝統を誇る播州そろばんは、兵庫県小野市の伝統工芸品(経済産業大臣指定)で、全国で流通するそろばんの7割が小野の製品です。
 戦国時代、羽柴秀吉に攻め入られて逃れた人たちが、近江の国・滋賀県にたどり着き、そこで、中国から伝わっていたそろばんの技術に触れて持ち帰ったのが起源とされています。それとは別に、大阪の堺と隣の三木が刃物の町として仲良くしていて、堺に伝わったそろばんの技術が三木経由で入ってきたという説もあります。

 小野のそろばんは分業制で作られていて、玉を作る人、玉を通す桁(ケタ)を作る人、枠を作る人、それらの部材を集めて組み立てる人…と、様々な人の手によって一つのそろばんが完成します。ですから、大規模な工場ではなく、それぞれの個人のお宅に工房があって、そこで、年季の入った手作業で生み出されているわけです。
 それぞれの技術が見えないところで阿吽の呼吸をしていて、生み出された部品どうしがピタッと合う…。まさに、伝統工芸品として認められている所以です。

 出来上がりまでのプロセスをざっくり紹介しましょう。
それぞれの職人さんが部材を仕上げ、それらが組み上げ担当の方の所へ運ばれます。職人さんは、いったん仮組みをして確かめたあと、もう一度分解して組み立て直します。枠の中に、桁に使われる竹ひごを打ち込み、それを、玉が入った箱の中で泳がせるようにかき混ぜると…


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 では、珠寄せの音をお聴きいただきましょう。→ ♪ 珠寄せの作業
(mp3です。携帯サイトをご覧の方は、容量が大きいのでお避けになるのが賢明です。)

 それだけで、スルスルッとそろばんの玉が桁(ケタ)の中に納まっていくんですから、不思議なものです。
余分についた玉を払い落とし、指の腹でなでるようにして、玉にキズなどがないかを確かめ、もう片方の枠を打ち込んで丁寧に磨き上げ、そろばんは完成します。


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 音を聴かせてくれた伝統工芸士の方は、そろばん作りの真髄について、こう仰っています。「そろばんの珠は、スッと動いてピタッと止まる。そのように作らないといけない」と。
 珠はスムーズに動かなくてはいけないけれど、フワフワ落ち着きなく動いても、計算するのには厄介だということですね。職人魂を感じます。


 最近は電卓やパソコンが計算の主役になり、そろばんはずいぶん肩身の狭い思いをしているようですし、生産量も最盛期に比べると減っていて、職人さんの高齢化も進み、後継者も不足しているそうです。

 伝統を守りつつ、状況を打開するような手立てを…と、播州そろばん工芸品協同組合の理事長を務める宮永英孝さんの会社「ダイイチ」では、さまざまな模索を行う中で、「まずは職人さんに仕事を作ろう」という結論に達し、アイデア商品の開発に取り組んでいます。

 例えば、子供が床の上を押して遊ぶ木の車のおもちゃ(←知育木具とおっしゃるそうです)にそろばんを仕込んで「計算できるんカー」と名づけたり、一桁分だけのミニチュアそろばんを作ってストラップ状に仕立て、玉は動いても5か9にしかならないように固めて「合格」のお守りとして売り出したり、大きなサイズのそろばん玉を使った立体の四目並べとかもありますし、最近では、アンパンマンとコラボした子供用のそろばんの発売にこぎつけたり…と、奮闘されています。

 それは、本体のそろばんをどうこうするのではなく、技術を活かして新たな価値を生み出し、市場を広げていくというやり方。すべては、播州そろばんへの“誇り”が原動力になっているんです。


 ちなみに、この12月に公開されます森田芳光監督の映画「武士の家計簿」 〜幕末に、刀ではなくそろばんで家族を守ったという侍の物語の中で、播州そろばんがスクリーンにいっぱい登場します。当時のそろばんを復刻させたのは、小野の職人さんたちです。作品をご覧になる機会がありましたら、ぜひ、そんなところにもご注目下さい。

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2010年09月24日

風景の見える音 〜伝統の折りたたみナイフ「肥後守」

 休日の放送で、皆さんのお耳にちょっとした栄養補給を…ということで始まりました、ラジオ関西「時間です!林編集長」のホリデイ企画“風景の見える音”。
 今回は、職人さんの仕事場にお伺いして音を録らせていただきました。


 お伺いしたのは、金物の町・三木市。ここに、古くから多くの人に親しまれているナイフの工場があります。

 「肥後守」というナイフ、ご存知でしょうか?
♪あんたがーたどこさ? の歌でおなじみの“肥後”。その肥後を守ると書いて「肥後守」。
戦国大名のような名前のついた、この折りたたみ式のナイフで、昔の子どもたちは竹とんぼを作ったり鉛筆を研いだり、大人は木を削ったり紐を切ったりしました。
 折りたためば鞘に納まり、持ち運びに便利ということで、戦前・戦後を通じて多くの人に親しまれてきた、この「肥後守」。実は熊本ではなく、地元・三木市の生み出したロングランヒットの商品なんです。

 「肥後守」を作っているのは、三木市の平田町。作り始めの頃は、町の名前から「平田ナイフ」と呼ばれていたんですが、取引で九州にご縁があり、地元の鍛冶屋さんが作ったサンプルを譲り受けて改良を加え、その際に名を改めて「肥後守」となったそうです。商標登録もされています。

 今は、77歳になる4代目の永尾元佑(ながお・もとすけ)さんが唯一の肥後守職人として伝統を守っていらっしゃいます。初代の駒太郎さんの名前から取った屋号は「カネ駒」といいます。

 肥後守には、現在いろんなタイプの商品があって、子どもたちが学校で使うような値段の手ごろなものから、職人さんが手間隙かけて作り上げた高級なものまで、さまざまです。高級なものには、永尾さんの銘と屋号も刻印されています。


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 上のものが、青紙と呼ばれる鋼を刃の部分に使用した「特別手作り鍛造」という商品。高級品です。また、下のものはSK鋼を刃に使った「割込」と呼ばれる一般的な商品です。


 「肥後守」を作る作業は、まず、刃になる部分の材料を切り出し、熱を加えて叩きます。いわゆる「鍛造」=鍛えて造ると書きますが、熱によって柔らかくなった鉄を叩くことによって不純物が取り去られ、“強さや粘り”が生まれます。刀鍛冶と同じような要領ですね。熱せられた炭の中に素材を入れ、赤々となったら引き出して叩きます。

 そのあと、削りの作業から「焼き入れ」という大事な工程に進みます。
昔ながらの方法は、炎の中で熱し、そのあと水の中に入れて、急激な温度の変化によって鍛え上げるものなんですが、最近の素材はそれをやると割れたり欠けたりするそうで、このやり方は高級な素材を使う時だけに行われます。


 →では、鍛造〜焼き入れの音をお聴きいただきましょう。→♪ 肥後守を作る音
(mp3です。携帯サイトをご覧の方は、容量が大きいのでお避けになるのが賢明です。)

 あとは、鞘の中に収めて、折りたたみナイフとしての形を完成させ、刃を研いで「肥後守」は完成です。

 永尾さんは唯一の肥後守職人と言いましたが、先代から受け継いだ45年ほど前には、ナイフを子供に持たせるのは危ないという風潮が高まって風当たりが強くなり、仕事も極端に減ってしまったそうです。
 そんな厳しい時代の中、高齢の職人さんを中心に次々と廃業され、今では、肥後守を名乗れるのは、永尾さんの「カネ駒」の製品だけとなってしまいました。

 歳を重ねていくうちに、このままでは「肥後守」の伝統は途絶えてしまうのではないかと不安に思っていた永尾さんでしたが、最近、うれしいニュースが舞い込みました。息子さんが、跡を継ぐ決心をしたんだそうです。

 海外製のものが数多く輸入されて普及したり、刃物の所持が厳しく制限される銃刀法の改正など、取り巻く環境は決して楽観できるものではありませんが、カネ駒さん、いい肥後守をこれからも作り続けて下さいね。
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2010年07月20日

風景の見える音 〜兵庫・香美町の餘部鉄橋

 ラジオ関西で放送中の「時間です! 林編集長」。
休日の番組では、お耳に栄養を…のコンセプトのもと、私が取材してきた“音ネタ”をご紹介する「風景の見える音」という企画をお届けしているのですが、シリーズ3回目の昨日は、「餘部鉄橋とその姿を撮り続けたアマチュアカメラマン」という内容でした。

 先日の運行で、開通から98年あまりに及ぶ役割を終えた、兵庫県香美町に架かるJR山陰線の「餘部鉄橋」。海に向かって仁王立ちしているかのように映るその鉄橋を列車が渡る時の音を録音しに行ってきました。→取材は、先月の上旬。


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 餘部鉄橋といえば、雄大な、朱色の印象的な鉄橋で、明治時代にあんな大規模なものをよく作ったものだと思いますが、列車が走る部分が地上からはるか高い所にありますし、谷間を通っていますから、強風の時には列車がよく止まりました。24年前の1986年には、回送されていたお座敷列車が強い風に煽られて、高さ40mあまりの鉄橋から落ちるという不幸な事故もありました。

 忌まわしい事故から今年の12月で25周忌の節目。それを前に、事故による教訓を生かし、地元が長年にわたって望んでいた「安全性が担保された上での定時運行」がコンクリート橋への掛け替えで実現することになったんです。ただ、それと引き換えに、日本の近代土木遺産といってもいいあの鉄橋が姿を消すことになったんですね。


 光と影の両面をはらんだ「鉄橋」の引退。


  取材に訪れた際は、もうすぐこの鉄橋を渡るのも最後だということで、観光客の方が大勢お越しになって、名残惜しそうに風情溢れるローカル線の旅を楽しんでいらっしゃいました。私も、少しでもいい音を録るために…と、数駅分を往復しました。


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 ↑ 車内から見下ろす集落と日本海。


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 ↑ 鉄橋の南側に完成された新しい“餘部橋りょう”。

 名残惜しいのは、観光客だけではありません。
地元の方の中にも、長年慣れ親しんだ風景が変わることへの寂しさを抱いている方がおられます。
 餘部の集落には、鉄橋の写真を半世紀にもわたって撮り続けてこられた男性がお住まいで、数々の素晴らしい写真を残していらっしゃるんです。

 大切に残された数千枚にも及ぶ写真の中には、見るこちらが息を飲むほど緊張感と美しさに満ちあふれた作品が数多くありました。

 ・餘部鉄橋の真上に虹がかかっている写真
 ・朝の日差しを浴びて、光り輝くように照り返す鉄橋の姿。
 ・そばにある海岸の岩場に上り、波を被りながら撮った、荒波の向こうに見える鉄橋。
 ・夜に通過する列車が銀河鉄道のように映るファンタジックな写真…。


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 ↑ 水の張られた田に、合わせ鏡のように映る餘部鉄橋の写真。


 四季折々の地元の風景や鉄橋の美しさを知り尽くし、アイデアを膨らませて、何度も何度も、その写真が撮れるように足繁く通った末の成果が、一枚の写真に集約されています。緻密な計算で自然に向き合い、撮影されたそれらの作品は「長い間撮り続けてくれてありがとう」っていう、鉄橋からの“ごほうび”なんだと思えるほど。


 毎日、鉄橋を列車が通り過ぎる音を時計代わりにしていた集落の人々。
生活の一部であり、写真の目標でもあった鉄橋がなくなることについて、この男性は、「新しい橋の最初の電車が通るのを撮ったら、終いにしようと思います」と寂しげに語り、その表情が心に深く刻み込まれました。


 では、鉄橋の下から録音した、地元の皆さんが毎日聴いていた列車の通る音。もう二度と聴くことのできないこの音をお聴きいただきましょう。→♪ 餘部鉄橋の通過音
(mp3です。携帯サイトをご覧の方は、容量が大きいのでお避けになるのが賢明です。)
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2010年06月07日

風景の見える音 〜兵庫・養父市別宮の大カツラ

 ラジオ関西で放送中の「時間です!林編集長」の休日企画、“風景の見える音”。今日は、5日3日に放送された「兵庫県養父市別宮の大かつらの湧き水」をご紹介します。本当はもっと早くアップするつもりでしたが、ノドの調子を崩し、仕事以外の活動を自粛モードで過ごしていましたので、遅くなりました。


 国道9号線の関宮の先から分岐した、ハチ高原に向かう道路沿いに、車を止めたり休憩できるスペースが設けられているんですが、その傍らに大きなカツラの木が立っています。


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 幹の高さが27m、幹の周りが14mあまりという大きなもので、兵庫県の文化財に指定されています。カツラの木は1本の大木ではなく、多くの幹が寄り集まってひとつの体を成しているんです。樹齢は1000年を超え、中央の部分は朽ち果てて空洞になっています。地元の教育委員会の方にお話しを伺うと、「ひょっとしたら樹齢は2000年になるかも知れませんよね。」とおっしゃいました。
 そして、その傍らからは、滾々と、冷たい山の水が湧き出ています。


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 この湧き水は、但馬地方に降る豊かな雨や雪が地中に溶け込み、濾過されて湧き出てきたもので、水の量そのものも結構あります。グラスにすくって飲んでみましたが、おいしいんですよ。無色透明。ミネラル分は少なく感じられるような、やわらかくもスッキリとした飲み口で、山の水だけに冷たいっ!


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 苔が取り巻き、自然美を感じさせてくれるカツラの木。そもそもカツラは、豊かできれいな水のもとでしか育たないということですから、この湧き水の始まりは遥か遠い昔…ということになるのでしょう。絶え間ない自然の営みを感じることのできる場所ですよね。


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 そしてもうひとつ、ここは魅力的な景色にも出会えるんですよ。


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 そばに広がる棚田です。
さらに、向かいに見えるのは兵庫県の最高峰・氷ノ山です。取材に訪れたのは4月の初旬でしたから、頂にはまだ雪を冠しています。実は、この棚田には大カツラの湧き水が流れ込んで潤すのですが、田植えが行われるほんの少し前、大型連休あとの一時期にだけ見られる素晴らしい景色があるそうなんです。それは、水が張られた棚田が広い湖のようになり、そこに氷ノ山の姿が逆さまに映りこむ…というもので、写真家の方が撮りに来られるほど美しい景色なんです。日本の山里の原風景とでも申しましょうか…。取材日はまだ田起こしもされていない時期だったので、画像はないのですが。


 実は、棚田って維持するのがとっても大変なんですね。大きな機械が入らなかったりして、農家の方には負担になります。そこで、国の補助で平面の田んぼにしていく計画が持ち上がったんですが、地元の人たちが「この景色は私たちの誇り。守りたい。」と頑張って残す方向に進み、今に至るそうです。近くの道路では、電線を地中に埋めたりもしたそうです。言うはたやすいですが、実際は、言葉では言い表せないほどのご苦労だと思います。頭が下がります。


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 景色を演出する湧き水。そして、その景色を誇りに思う地元の人たちによって、景色が受け継がれてゆく…。素晴らしいことですよね。


 では最後に、その湧き水の音をお楽しみ下さい。→♪大カツラの清水(兵庫・養父) (mp3です。携帯サイトをご覧の方は、容量が大きいのでお避けになるのが賢明です。)
 →水の音…なんですが、「雪解け水が湧き出てくる音」と思えば、豊かな感じに聞こえますよね☆


 ※ 次回の放送は7月19日・月曜日(=海の日)を想定しています。また、但馬地方の“ある音”をお届けしようと思っていますので、お楽しみに。
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2010年04月29日

風景の見える音 〜京都・伏見の水琴窟

 ラジオ関西の番組「時間です!林編集長」で今日からスタートしたシリーズ“風景の見える音”。地元・兵庫を中心に、残しておきたい、風景のイマジネーションが膨らむ音を、祝日で私がニュースを読む放送日を中心にお届けしようという不定期モノの企画です。

 取材のリポートとディレクターを兼ねる、いわゆる“リポD”(←ファイト〜一発!ではありません。)のお仕事。意外かも知れませんが、このキャリアにして初挑戦です。もちろん、音の編集やスクリプトも…。試行錯誤ですね。でも、これまでに担当した仕事での人のつながりや、ご一緒させていただいたディレクターさんの仕事ぶりを間近に見てきたことが活きているなぁと実感することのできた、実りあるお仕事でした。“発見”って、やっぱり楽しいですね。


 さて、記念すべき1回目。今日の番組では水琴窟の音をご紹介しました。


 お庭などで、排水するところの地面の下に陶器でできた甕を埋め、そこへ水を流し込むことによって、甕の中に溜まった水がはねて中で音が反響する…という仕組みの水琴窟。陶器の甕ですから、高い音が鳴るんですね。

 水・お琴の琴・洞窟の窟という字を書いて“水琴窟”。今、結構あちらこちらにあるようです。

 発祥は江戸時代の中期と言われていて、探せば公園の中にあったりお店の中にあったりするんですが、比較的歴史の浅いものが多いんです。そこで、せっかくなら古くからあって、美しい音を今も出し続けているものを…と思って探したのが、京都のとあるお宅の庭にある水琴窟だったわけです。

 といっても、そこは一般の方でも見せていただけるという、知る人ぞ知るお庭。京都市の伏見区は伏見稲荷大社のそばにある個人のお家の庭で、苔が涼しいお庭と書いて「苔涼庭」(たいりょうてい)という名前がついています。


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 ここ、もともとはご主人のひいお爺さんが隠居屋敷として造ったもので、明治の末期から大正初期にお庭が整備されたんですが、七代目の小川治兵衛(じへい)さんという、有名な庭師の方が手がけられました。この方は、京都の平安神宮や、山県有朋さんの別荘など、この時期の有名な日本庭園を手がけられた第一人者で、苔涼庭も京都市の登録文化財に指定されているんです。

 庭の真ん中、築山の間に保津川をイメージした切り込みがあったり、石灯籠が好きな先代は庭に12基も置いています。治兵衛さんは「多すぎる」と言ったそうなんですが、大好きな灯籠をどうしても置きたいといってコーディネートしてもらったという、至福のお庭ですね。

 造園から100年くらい経ち、灯籠には適当に苔がついて周りの緑とマッチし、苔が涼しい庭「たいりょうてい」という名前にふさわしい風情をみせています。

 この「たいりょうてい」という名前。
お庭を作った先代のお仕事が京都の魚問屋さんということで、魚を送ってくれている網元さんの大漁を祈願して「たいりょうてい」と。それに苔・涼しいという字を当てたんですね。名前の由来なんかも粋で、気持ちの豊かさを感じます。

 このお庭には2つの水琴窟があり、いずれも整備された明治末期から大正時代のはじめごろに作られたとみられ、ほぼ1世紀の歴史があるんですが、それが水琴窟だと判ったのは、ずいぶん最近になってからなんだそうです。

 100年近く経った今でもきれいな音を鳴らし続けているというのはすごいです。日頃、ご主人が庭のお手入れをマメにされていて、それが知らず知らずのうちにいいメンテナンスになっていたということなんでしょう。

 2つの水琴窟は同じ年代に作られたものですが、音の雰囲気が微妙に違います。例えば、埋めてある甕が同じでも、中に溜まっている水の量によって音が変わったりもしますし、面白いもんですよね。

 では、そのうち一つの音をお聴き下さい☆ →♪水琴窟(京都・苔涼庭) (mp3です。携帯サイトをご覧の方は、容量が大きいのでお避けになるのが賢明です。)

 一般に公開されていますので、どなたでもお越しいただけるそうなんですが、あくまで個人のおうちですから、こじんまりとした人数でそっとお越しになるのをお勧めします。
 水曜日と木曜日がお休みで、それ以外は朝9時半から夕方5時半まで。お越しになる前にお電話で連絡を下さい…とのことでした。拝観料は大人が500円、電話番号は075−641−1346です。


 次回は最初に取材した「山は招くよ」の放送です。5月3日・月曜(祝日)の夕方をどうぞお楽しみに。
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2010年02月01日

「ジブリシャズ」にはまる。

 ロックもポップスも、クラシックもジャズも、たまにフォークや歌謡曲も… 雑食動物のように音楽を楽しんでいますが、だんだん歳を重ねていくうちに“オモチャ系”の音楽からは少しずつ離れ、じっくり味わいながら…という曲にシフトしてきました。←リスニングルームは相変わらず「電車の中」がメーンですが。

 最近ハマっているのは、スタジオジブリの映画音楽をジャズでアレンジしたアルバム
「ジブリジャズ」。

 12月にリリースされてからというもの、楽しんでますねぇ。(久石譲さんによる)オリジナル曲のしっかりした骨組みに、粋なジャズのアレンジが加わり、新たな魅力が生まれました。

 特にお気に入りなのが、海の見える街(魔女の宅急便)と、風の通り道(となりのトトロ)。切なさのあるメロディラインに、温かみのあるアコースティックサウンドが弾むように絡み合い、冬のこのシーズンに何だかほっこりした気持ちをもたらしてくれます。

 ここのところ、ロックを頻繁に聞いていた耳は、ちょっぴりやさしく癒されました。 


■ジブリ ジャズ(ALL THAT JAZZ)
  SRVC-1015 2009/12/2 \2,500.-
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2009年11月13日

今日はこれをお供に…

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出勤中。

Bon joviの2年ぶりの新作「The circle」

前々作の「Have a Nice day」から続くスタッフによるものですが、「Have a Nice day」ほど、突き抜けたようなパワフルさはないものの、じんわり燃え続けるロックの魂が感じられる、中年男にも安心して聴けるアルバムです☆
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2009年11月03日

紫の音色♪

 中島みゆきさんと久石譲さん。
紫綬褒章を受けられることが決まった大好きなミュージシャンのお2人。

 「褒章」を受けられる方というのは、イメージとして“過去の、しかもずいぶん前の功績を評価されて贈られる”感がありますが、ビッグネームのお2人はまだまだ第一線で活躍中。でも、そんな年代に入ってきたのかなぁとも、改めて思ったり。
 そういえば、サザンや達郎さん、ユーミンなどそうそうたる面々も還暦前後の年齢になってなお、元気いっぱいなんですよね。高校時代に「ミック・ジャガーって、スゴイおっさんやなぁ。あの歳で、あの弾け方で…。日本のミュージックシーンにもやがてそんな人たちが出てくるんだろうか…」と思っていたけれど、何のなんの。皆さんどっこいご健在。頼もしい限りです。これからも私たちの心を揺さぶる言葉を“音”に乗せて届けて欲しいと思います。


 さて、話を2人に戻しましょう。
それぞれにもの凄い数の楽曲を世に送り出していますが、そんな中でも特にお気に入りなのは次の曲です。

 みゆきさんは、ララバイSingerというアルバムに収録され、TOKIOにも楽曲提供された「宙船(そらふね)」



その船を漕いでゆけ
お前の手で漕いでゆけ
お前が消えて喜ぶ者に
お前のオールを任せるな


 「力強く、この世を生き抜いてゆけ」というメッセージがパンチ力のある歌声とともに心の中に入ってきます。ホント、どんな文学作品よりも“文学”の香りが高いみゆきさんの詞です。


 そして、久石譲さんといえば、“宮崎駿”“北野武”といった、2人の巨匠の映画作品で数々の音楽を担当され、「何でこんなに心のひだの奥へスッと入り込んでブルブル震わせるんだろう」と思えるほどの“音楽のチカラ”を見せつけているのですが、私のお気に入りは、映画とは関係のないオリジナルアルバムです。
 今から20年前の1989年10月にリリースされた「PRETENDER」。今となっては珍しい、久石さんご自身のヴォーカルによる曲や、素晴らしい旋律を持つ曲とが混在しています。中でも、1曲目に収められた「MEET ME TONIGHT」がなかなか雰囲気があって好きです。夜…といっても、帳が下りた頃でも、日付が変わるほど深い時間でもない、10時ごろ。そんなイメージの中聴きたい曲です。作詞は、宇多田ヒカルさんの父・宇多田照實さんです。
 また、ラストに収録の「VIEW OF SILENCE」は、今の久石サウンドを思わせるような美しい旋律のピアノ曲。ストリングスとの絡み合いが心をグッと掴み、私は、当時作っていたラジオドラマにも使わせていただいた曲です。ちなみに、お芝居を見に行った劇団も、劇中のクライマックスで使っていて、心に響くようなメロディーは多くの人の共感を呼ぶんだな…と思ったりした、そんな曲でした。

 あぁ、音楽ってスバラシイ♪
posted by holyyell at 23:55| Comment(0) | 音好き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月02日

風を感じる秋

 毎日、何だかんだ言って過ごしながら、今年も秋本番を迎えました。←暦の上では、あとひと月もすれば“冬”になっちゃいますが…。

 身にまとう服を少しずつ季節にあわせてゆくように、身のまわりで流れる音楽も秋仕様に。


 でも、仕事へ向かう列車の中で聴くものは、バラードのような落ち着き感のあるものではなく、あくまでスピード感と力強さを求めてしまう私。

 只今のお気に入りは、クリストファー・クロスの「Ride Like The Wind」

 軽快なリズムと、風のように流れるストリングス、それに、強い追い風のように力強くプッシュしてくるブラスの音が、心地よいのです。(歌詞の内容とさわやかなサウンドのギャップは凄まじいですけれど…)


 …しかし、何てオッサンな選曲だこと。^^;
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2009年08月19日

まっさんの曲に癒される

 昨日のブログには、中島みゆきさんの曲を聴きながらドライブ…ということを書き、それを見た知り合いなどから「意外!」というメールが届いたのですが、ラジオ関西のパーソナリティプロフィールには、心に残る音楽として「中島みゆきさんや さだまさしさんの「歌詞」。どんな文学作品よりも"文学"を感じます。」と載せていただいています。

 ええ、私、そういう音楽の世界も大好きなのです。

 今日もまっさん=さだまさしさんの新作「美しい朝」を聴きながら出勤しております。

 まっさんの音楽は、聴き終わった後に心が洗われ、「よーし!頑張って生きよう!」という勇気がみなぎってくるのですね。

 人は生まれてきたら必ず死ぬ。それは約束されたこと。だから、そのはかない人生を懸命に生きるところに人間としての美しさが存在するのだと、幼い頃からまっさんの音楽にはずっと教わってきたような気がします。“生きることへの美学”とでもいうのでしょうか。

 新作の「美しい朝」にも、心震わす歌詞にいっぱい出会えます。

 1曲目の「霧に消えた初恋 〜Radio Days〜」には、
「あぁ、あの頃好きだった人に恥ずかしくないよう、明日を生きよう」という一節が。

 また、3曲目の「一期一会」には、
「しあわせと ふしあわせの違いなんてささやかなもので、例えるなら2ミリほどずれた程度のすきま風」とあります。
 ホント、そうなんですよね。日常の中でそれを是とするも非とするも、その人の度量次第ってところが結構あったりします。心は大きくありたいものです。

 7曲目の「明日咲く花」には、
「よく頑張ったねって言って欲しかっただけ あなたが気づいてくれたら、それだけでいい」という歌詞が。
 まっさんは、ライナーに「褒められたいために生きているわけではないが、大好きな人に褒められることほど幸せなことはないと思う」としたためています。私も同感です。

 また、ソフトバンクのホワイト学割のCMでおなじみの「私は犬になりたい\490」も、アルバム・ヴァージョンになって絶妙なカタチで入っています。これも、笑いの中に本質が宿るような曲のつくりで、「家族の良さ」をふと思い返す逸品ですよね。

 タイトル曲とも言える「ママの一番長い日 〜美しい朝〜」は、30年ほど前に大ヒットした「親父の一番長い日」のアンサーソング。あのときに結婚した妹の娘が大きくなって結婚するというシチュエーションを歌ったものですが、父に殴られた夫はすでに他界していて天国からやさしく見守っている…という、ちょっぴり切ない設定です。

 そして、生きていること、生かされていることを考えさせてくれる「LIFE」「いのちの理由」へと流れてゆき、聴き終わった時には心が何だかまぁるくなっているような、そんな気分になります。

 あぁ、今日も朝から胸いっぱいに癒されました〜。
では、頑張ってニュース読んできます☆
posted by holyyell at 06:30| Comment(2) | 音好き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月19日

RASMUS FABER/WHERE WE BELONG

 前回執筆した“音好き”カテゴリーの記事で、「次回は最近ハマッている洋楽のアルバムをご紹介する予定です」とコメントしましたので、予告通りの投稿です。


 元来、アコースティックな音の響きが好きな私は、電子音を主体に組み立てられた音楽を敬遠していましたが、何事も食わず嫌いはいけないなぁと思わせてくれたのが3人(組)のミュージシャンで、「音楽は聴き手にリラックスをもたらすもの…」と思っている私の耳を、巧みに操った電子音でくすぐってきます。

 その3組とは…
  ・i−dep
  ・ALTON MILLER

 そして、今回ご紹介する
  ・RASMUS FABER です。


 ちょうど1か月前に発売された新作は、スタイリッシュなカフェなどに似合いそうな趣きを感じます。


RASMUS

 私は“新作”と紹介しましたが、リリースによると、このアルバムは「オリジナル・ファースト・アルバム」なんだそうです。 彼(ラスマス・フェイバー)は、スウェーデン生まれのプロデューサーであり、ピアニストであり、ソングライターなんですが、ハウサー(ハウスミュージックのプロデューサー)としての顔がメジャーです。

 ハウスのプロデューサーは、DJに自分のシングルナンバーをプレーしてもらうことを狙って曲を作り、それらがコンピレーションや、DJがミックスしたCDに収録されるケースが多く、彼がこれまでにリリースしたアルバムもシングルやリミックスをまとめたものだったりします。このため、“アルバムを制作する”という意図で作り上げられた今回の作品がファースト・アルバムと言われる所以がそこにあります。


 能書きはさておいて…
私が一番惹かれたのは、旋律の美しい1曲目の「Are You Ready?」というナンバー。

 何かの始まりを告げるような曲の冒頭。そのままアップ気味のメロディラインで入っていくのかと思いきや、いきなりマイナーに転調…。この部分だけを聴いて、私はしっかりと掴まってしまったのです。

 何がって?
だって、物事を始める時には期待もふくらみますが、その反面、心の中に不安も存在しますよね。そういう機微を、このメロディラインが瞬時に感じさせてくれたんですよ。

 そして、それに続いて、女性ボーカルが「Are You Ready?」と歌う。素晴らしい組み立てだなぁと思ったわけです。←あくまで私の思い込みかもしれませんが…。

 「歌詞、そしてメロディーに重点を置いたアルバムを作りたかった」という彼の思いが、ストレートに具現化された曲なのだろうと。


 もともとジャズ・ピアニストとして活躍していたそうで、並み居るハウス系のアーティストとは違うバックグラウンドを持っている彼のサウンドだからこそ、こんな私にもフィットしたのではないかと分析したりもします。

 熱く語ってしまいましたが、最近いちばんのお気に入り。気になる方はVictorのサイトで試聴できますヨ♪


「WHERE WE BELONG」
2008.11.19 発売
発売元:Victor(VICP-64539)
posted by holyyell at 23:15| Comment(0) | 音好き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする